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第四章 虹を追いかける少女
今回は少し書き方が違いますがいつも通りに読んでやってくださいw
大きな虹が見えた。
私はあの虹を追いかける。
いつまでも。
小さな影が見えた。
誰だろう。
私はそっと近づいた。
白い花。
「きれい」
私は花に顔を近づけた。
「あなたはいつまでここにいるの?」
後ろから白い女の子が歩いてきた。
誰かに似ているような気がした。
私だ。
「誰?」
「悪魔」
「悪魔?」
私は目を大きく開いた。
「それであなたはどうしてここにいるの?」
「私?」
私は今まで歩いてきた道を振り返った。
「分からない。何でここにいるんだろう」
「ねぇ、あなたは分かっているの?」
「何を?」
「あなたが死んでいること―――――――
虹が消えた。