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―★―

放置しててすみませんでした……




ソラ。



静かに雲が流れている。


その間に曖昧に輝く星たちが顔を覗かせる。



また手を伸ばした。


届くはずのない手をまた。




細い指をすり抜けるソラを何度も見つめ返した。




「ツモ。私が武井を殺したよ。あの恨みを晴らす為に、殺したよ」



マチカは嬉しそうに微笑んだ。



「あははははははっ」



そして泣いた。






聞こえてる?ツモ。



私、ツモのために武井を殺したよ。






ねぇ、ツモ。







マチカの後ろに陽炎のように揺らめく影と光があった。



その影は悲しい顔をしてマチカを見つめるツモ。


その光はそんなマチカとツモの微妙な距離を見つめる白い少女。





泣きながら笑うマチカの後ろでずっと立っていた。







「はは………ツモ、武井……ごめんね――――――






また手を伸ばす。



届かない。



それでも伸ばす。





宇宙のはじっこにあるこの思い。






とどけ。




.

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.

.

.

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