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  作者: 朝昼晩
1/21

1.沖縄へ



「私」が私自身の心の声に気がついたのは、6月13日、限界(死)の直前だった。

このままだと心が死ぬと思い、今いる場所から少しでも遠く離れようと、極端ではあるが沖縄に行くことにした。


海の無い県に生まれ育った私だが、海に憧れがあった訳でも無い。

緑溢れる田舎に憧れているわけでもない。

ただ今いる所から国内で1番遠い場所が沖縄だったからだ。



沖縄の不動産屋さんはとても大雑把だった。

住む場所なんて何処でも良かったので内見はせずに不動産屋さんがオススメの沖縄県の諸見里の1kに住居を決めた。

場所は沖縄市のエイサー運動公園の近くだそうだ。


私は荷造りをし、誰にも別れを告げずにこの地を去った。




何にも憧れていたわけではなかったが、空港に行く途中や、飛行機に乗る直前は少しだけワクワクした。


新しい何かが待っていると心が少しだけ踊った。

しかし、飛行機に乗り込み、いざ陸を離れると急に心細くなった。


「これからどうしようかな・・・。」


今日はとても風が強いみたいで飛行機がとても揺れた。

このまま死ねたら楽なのに・・・と思いながら眠りについた_。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 死という重たいワードから始まる物語。 重い小説がすきなので好みです。 [気になる点] これから楽しみ [一言] 頑張って下さい!
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