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願い事を叶える手段

作者は受験生なのです。そして苦手科目は英語なのです。

「でもどうやって願い事を叶えるんですか?そもそも僕は死にましたよね?」


普通に疑問に思ったことを口にする。

だって、楽しく生きるために言語を気にしなくなりたいって思っただけなのに、死んでしまったら元も子もないじゃん。


『あはは!気にしなくてもいいよ。それは君を()()させれば解決するから。 』


...転...生...?

人生をやりなおすってこと?


「でも、それだったら結局言語に悩まされることになりますよね?」


だってそうだ。仮に日本で生まれたとしても今度はドイツへ行くことになるかもしれない。それだったら今回の二の舞になっちゃうじゃないか!


『 どうやら勘違いをしているようだから説明させてもらうわね。』


そう言って微笑みながら織姫様は、続ける


『 そもそも今回あなたを転生させるのは地球ではないわ!私たちの管理する異世界、ミルキーウェイに行ってもらうわ!』


え?異世界?それ以前にmilky way?天の川?


「転生って!異世界って!そんなこと出来るんですか?」


『この世界なら言語は心配しなくてもいいわ。なんと言ったって、魔法や、スキルがあるのだもの。あなたには最初から言語スキルを与えるわ。 』


「魔法...」


実は、子供の頃少し憧れたことがある。

手品を始めたのも友達作りだけが目的ではなく、ある眼鏡をかけた少年の魔法映画を観た時に憧れたのも理由のひとつだったりする。


『 もちろん転生するでしょ?』


否定はしないだろうと言う考えが滲み出ているほど押し迫ってくる。


まぁもちろん返事は決めてるんだけどね。


「もちろんです!出来ることなら転生させてください!」


迷うことなく僕は答えた。


『あはは!いいねいいね!じゃあ今から転生ボーナスを決めさせてあげよう!』


転生ボーナス?なんだそれ?

なんかボーナスが貰えるのかな?


『転生ボーナスっていうのはね?願い事を叶えるためにあなたに魔法やスキルを最初から与えるのよ。』


つまりもしかして!強くなれる!?


「ぜひ!転生ボーナスを僕に下さい!」


『 あはは!ノリノリだねぇ!君にポイントを.....今回は特別で300ポイントあげるからこの中から選んでね。』


特別に?300は、多い方なんだろうか?


『 あ、そうそうこれが今の君の状態ね。基本の能力はG~SSSまであるからね。』


名前:柳優馬(転生後ランダム変更)

Lv:1

種族:人間

性別:男

HP:260(平均450)

MP:700(平均800)

力:G(平均E)

俊敏性:F(平均E)

器用:D(平均F)

防御力:F(平均D)


スキル

言語の加護

創造主の加護




ほうほう。普通って感じだなぁ。でも、これを300ポイントで強化出来るんだよな!面白そうじゃないか!


そうして僕は試行錯誤を繰り返した。


その結果、




名前:柳優馬

Lv:50

種族:人間

性別:男

HP:8250

MP:12200

力:B

俊敏性:C

器用:A

防御力:B


スキル

言語の加護

創造主の加護

成長限界突破

魔法解析

鑑定

成長速度上昇

アイテムボックス

剣神化

身体能力上昇

神速化

知能上昇

回復力上昇






うわぁ...やりすぎたかも...そもそも300ポイントがどれだけ異常だったか分かったよ...。


『あはは!出来たみたいだね。 』


「はい!ありがとうございました!」


『 うんうん。いいのよ。これからの人生もう一度は、楽しんでね。あと、その...色々大変だろうから、記憶を取り戻すのは5歳からにしておいてあげるからね。』


...そりゃあそうか!だってもし、生まれてすぐに今の記憶があったら...その...。 ご飯とかが大変だもんね!


「ありがとうございます!」


『それじゃあ今からあなたを転生させるけど、いいわね? 』


「はい。本当に何から何までありがとうございました。」


『 あはは!いいんだよいいんだよ。だって.....これから楽しませてもらうんだから。』


「え?それってどういう?」


『あぁ!気にしないで。それじゃあ新しい人生を楽しんでね。 』


そう言うと僕のからだは少しづつ光の粒子となり最後には消えてなくなったのだった。




『あっはっは!!本当に面白いなぁ。だって()()()()は伝えてないもんね。』


優馬が消えたあとも2人は話を続ける。


『何言ってるのよ。あなたわざとでしょう? 』


『そりゃあわざとに決まってるじゃないか。それに、彼にとって悪いことじゃないんだから。』


『あなたは本当に悪戯が好きよね?全く...教えてあげればよかったのに...魔法の詠唱が()()だってことを。』


『 それをしたら僕が最初に英語をわからないフリした意味が無くなるでしょ!?』


『あなた!そんなことしてたの!?全く...もう。』


『大丈夫だよ。きっと...ね。 』

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