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黒い鳥さんと一緒。  作者: 蛇真谷 駿一
学校で一緒。
75/144

番外の話。――ハロウィンの話。1

 季節物の特別版です!


 時間軸的には、本編より少し先の話です。

 ですので、登場人物に若干の違和感を持っても、気にしないで下さい。


「ハロウィン……?」

「そうですの。明日ですの」


 今日はユリカと一緒に、イチロウの所に遊びに来た。


 いつも通り色々話してると、ユリカが突然「ハロウィンですのー!」って言い出した。


「ああ、そういえばそうだったね」

 イチロウが答える。


 でも、ハロウィンって……?


「そうですの、そして見たところ夜羽さん。あなた、やっぱりハロウィンを知りませんのね?」

「ん」


「コホンッ! ハロウィンとは、簡単に言うと、お菓子をもらえるかもしれないイベントですの!!」

「お菓子? ……甘いもの?」


「東城さん、ザックリだな……」


 イチロウが苦笑いでつっこんだ。


 でも、ユリカはイチロウを無視して話を進める。


「そうですの。本来はお化けの格好をして、近所の家に行って『トリック・オア・トリート』と言って回るんですの。でもそんな大掛かりな事は出来ませんので、個人でも誰かに『トリック・オア・トリート』と言えば、お菓子をくれるかもしれないですの」


「いや、その知識も結構偏ってるけどね?」

「それは置いておくですの! 夜羽さんにそこまで深くハロウィンの歴史を教えるつもりもありませんし」

「それもそうだね」


 ん、よくわからないけど、そういう日なのはわかった気がする。


「む、でもくれる『かも』って?」


 ワタシの質問に、ユリカはニッコリ笑って答える。


「いいところに気が付きましたのね、夜羽さん。いいですの? 『トリック・オア・トリート』の意味は『お菓子をくれなきゃイタズラするぞ』ですの。だから、言われた人が、もしお菓子を持ってなかったらイタズラしなければいけませんの」


「ん、言われたときに持ってなきゃいけないんだ。わかった」


 そうワタシが言うと、何かゴソゴソとカバンの中を探して、服を取り出した。


 そしてそれをワタシにくれて、

「ええ、ですから、明日神尾くんが帰ってきたらこれを着て、神尾くんに『トリック・オア・トリート』って言うんですの」

 って言った。


 それを見て、イチロウがすごく笑ってた。


「ん、わかった」

「それで、もしお菓子をくれたならそれでいいですけど、もしお菓子を作ってくれるようでしたら、わたくしに連絡してほしいですの」


「レンラク……どうやって?」

「それは……神尾くんにこの紙を渡してくださいの」


 そしてユリカは何かを書いた紙をワタシにくれた。

「ん……もし、お菓子持ってなかったとき、イタズラ……って、どうやるの?」


 ワタシが質問すると、ユリカが悩みだした。

「うーん……そうですのね……」


 そしたら、イチロウが「それなら僕が」って、教えてくれた。









「ん、わかった。何ももらえなかったらそうする」


 ワタシがそう言うと、イチロウは笑いながら「頑張って」って言った。

 何を頑張ればいいか少しわからないけど、頑張る。


 その間ユリカは、

「……へぇ……神尾くんにそんな弱点が……」


 って呟いてた。




 とりあえず、明日言ってみる。




 その後も明日について色々話して帰った。

 と言う事で、この話では東城さんと矢島さんが一緒に居ました。


 本編ではもう少し先に、邂逅しますのでもう少しお待ちください。


 それと、ほかのメンバーを期待されてた方々、申し訳ないです!

 色々考えて、今回しっくりきたのが、この二人でした!


 本編はまだ数話は東城さんのターンですが、終わりましたら、ほかのメンバーのターン入ります。


 そしてこの話の続きは日にちがかわってから。

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