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黒い鳥さんと一緒。  作者: 蛇真谷 駿一
修学旅行前で一緒。
109/144

飼い主さん、事情を聞くの話。

大変遅くなりました。


遅くなった上に短いですが。


「…………なるほど、ね。大体理解したわ……。……そう……」


 …………少し前に電話が掛かってきて、電話に出たお母さんがいつもはしない真面目な顔でお話してる。


 ……な、なんなんだろう……? なにかあったのかな……?



「ええ、そうね。……それが一番なのかもね。……わかったわ、蛍にそう伝えておく」



 ……え、私!?


 驚いてる私をよそに、お母さんは電話をゆっくりと置く。



「お、お母さん……? 今のって……?」

「ええ、神尾君よ」


「え、神尾さん?」


 神尾さんからの電話でどうしてあんな顔を――――あ。


「もしかして……夜羽ちゃんの?」

「そう。今から話すから」




 ――こうして私は夜羽ちゃんの事情を知った。



「――……と言うことに今なってるらしいわ」

「……そんなことに」


「彼が言うには、出来れば夜羽ちゃんには関わらせずに、そっとして置いてほしいって」

「……うん、私もそう思う。好き好んで話すようなことでも無いもんね?」


 やっと少し夜羽ちゃんの事知る事が出来た……のかな?



「それよりもさ、お母さん! もし神尾さんが夜羽ちゃんを引き取る事が出来たら、夜羽ちゃんはこっちの学校に通うことになるかもだね! ちょっと楽しみ!」


「え? ええ……そうね。ただいつになるかはわからないから、もしかしたらタイミング的に高校からになるかもしれないわよ?」



「大丈夫だよ! 多分夜羽ちゃんなら選ぶ高校は神尾さんと一緒の学校だから、私と一緒!」



 私がそういうと、お母さんはちょっと苦笑い気味で呟いた。


「や、やっぱりあなたもあの学校志望なのね……」


 ? なんかあるのかな? あの学校。


「まあ、いいわ。とにかく夜羽ちゃんのことを知ろうとするのはこれでおわりね。神尾君の知り合いの弁護士さんも信頼できるようだし、何かあったら私にも頼るようには言ってあるし」


 弁護士さん……そういえば、夜羽ちゃんの事ばかり知ろうと思ったけど、私、よく考えたら神尾さんの事も良く知らない…………お母さんは、少しは知ってるのかな?


 ……うん! 深く考えるのは、今は無し! 今度聞けばいい!

 今は夜羽ちゃんと一緒の学校に通えるかもしれないことを喜ばなくっちゃね!



「あ、そうそう彼からの伝言。『夜羽の事情を聞いても、変に気なんか使わず、今までどおり仲良くしてやってくれ』だそうよ?」



「もちろん、当たり前だよ! ……それにしても……ふふっ! 神尾さん……過保護だねー?」


「過保護……プッ! ……言い得て妙ね」

長い期間空けてしまったためか、内容がどうも……。


完全復活! ……とまではいきませんが、徐々に元に戻れるよう頑張ります!

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