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under 500 Ⅱ

コンビニに突っ込む

深夜のコンビニ、こわい。


初めてだから、なおさら。


バイトを始めた。


深夜は、時給いい。


それだけで、深夜にした。


オバケこわい。


夜道もこわい。


ヤクザはそれなりにこわい。



♪ピポンピポンピポンピポン


お客さんが来た。


『いらっしゃいませ』


スキンヘッドサングラス。


典型的なこわい人だ。



大声だしてきた。


こわすぎて、その言葉は通り抜けた。


改めて、その言葉を拾い集めてみた。


『助かった!ここにコンビニがあったんかい!』


けなしてはなかった。



飲み物売り場に、スキンヘッドさんは移動した。


『ペットボトル飲料が、豊富なんかい!』


褒めていた。


確実に、褒めていた。


かなりの大声だった。


それは、漫才のツッコミを彷彿とさせた。



ペットボトルのお茶をひとつもって、レジに来た。


『あんた、元気によく頑張ってるんかい!』


『ありがとうございます』



会計を、急いで済ませた。


『じゃあ、頑張ってな!って、俺も頑張らんかい!』


『はい。ありがとうございました』


褒めツッコミは、とても嬉しかった。



見た目通りではない、といえばない。


だが、見た目通りかと聞かれれば、見た目通りだ。

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