2話
昼休みになり俺はいつも通り屋上に行く。俺は雨の日以外は屋上で食っている。ここは誰も使ってないから気軽に食べられる。だがここ最近ここにとある女子が頻繁に来るようになっておりその女子はこの学校、いや世界中では知らない人物なのだ。
「あ!影雄君!やっぱりここに居たんだね!」
「………………鼎先輩。」
この人は鼎好海-かなえこのみ-先輩、クリーム色の髪を腰まで伸ばしてサイドポニーにしている。身長は170㎝位で顔は整っており胸は大きく腰は細くスタイル抜群だ。それに彼女はトップアイドルで超有名人なので俺とは関わりはなさそうなのだが彼女がストーカー被害を受けていたのだが俺が解決(不本意)したらこうやって関わって来たのだ。
「影雄君の弁当相変わらず美味しそうだね!私も弁当作ってきたから一緒に食べよ!」
「どうせ断ってもここで食べるじゃないですか…………。」
「うん♪」
今日も俺の隣に座り弁当を食べる鼎先輩。
「影雄君の唐揚げ美味しそうだな~~。」
「………………食べますか?」
「え?いいの?ありがとね♪代わりに私の卵焼きあげる♪」
唐揚げを取り卵焼きを俺の弁当箱に入れる。俺はその卵焼きを食べると俺の好みの甘い味がして美味しかった。
「う~~~ん唐揚げ美味しい~~、影雄君、私の卵焼きどうだった!?」
「とても美味しいですよ、それに俺の好み覚えていてくれたんですね?」
「あ、うん!そうなんだ~、頑張って練習したからね。」
「ん?後半なんていいました?」
「ううん!気にしないで!!」
そんなことがあり弁当を食べ終わり俺は屋上を出る。そしてそのまま俺は図書館に向かう。目的はラノベを借りるために向かう為だ。この学校の図書館にはラノベもあるから最高だ!!
図書館に着きラノベを探して面白そうなラノベを取り昼休みギリギリまで読むのが俺の日課だ。今日もいつも通り読んでいると俺の隣に誰かが座ってきた。そっちに目を向けると偶に図書館に現れる長い黒髪を三つ編みにした文学少女のような見た目の女性が座っている。
「影君、今日は何のラノベを読んでいるのですか?」
「今日はチート魔法使い-無自覚に無双する!-ですね。」
「それは読んだことないですね、面白いですか?」
「まだあまり読んでないので分からないです朝霧先輩。」
この人は俺が所属する文芸部の部長の朝霧佳奈-あさぎりかな-先輩。俺にラノベの素晴らしさを教えてくれた人だ。見た目は三つ編みを膝まであり身長は170㎝位ありスタイルは胸は大きすぎずかといって小さい訳でもない。顔も整っており告白とかもよくされるらしいが誰かと付き合ったりとかはしてないみたいだ。
「そうですか、なら読み終わったら借りてみます。」
その後はお互い昼休みギリギリまで本を読んで教室に戻った。
午後の授業も終わり部活に向かう。部室は旧校舎の三階にあり結構遠い場所にあるのだ。けどあそこには数多くのラノベがあるから行く価値はあるのだ。
向かっていたら後ろから誰かが走ってくるのに気付いて俺は振り向くとそこには俺の後輩の赤坂奏が元気に手を振ってこちらに向かってきた。
「影先輩おはようございます!!これから部活ですか?」
「そうだ、赤坂も部活か?」
赤坂の見た目は黒髪を肩甲骨まで伸ばしたストレートに伸ばした美少女だ。スレンダーで陸上部に入っており高校には運動の特待生として入っている。出会いは彼女が虐めの被害に遭っているのを偶然知ってしまい俺はそれを頬っておけず解決したらこうやって懐かれたのだ。
「はい!!影先輩を見かけたので声をかけました!!」
「そうか、それじゃ部活頑張れよ。」
「はい!!それではまた!!」
俺は赤坂から別れて部室に向かった。
部室に向かうとすでに朝霧先輩はおり小説を読んでいた。俺も部室にある小説を読み始めた。暫く読んでいると顧問の本田先生が部室に入ってきた。
「2人とも居るね。」
「はい、何かあったんですか?」
「実はね、この文芸部にね、新しい入部予定の子が来てね。入ってきて水瀬庵ちゃん。」
「はい、失礼しますね。」
入ってきたのはオレンジ髪を腰上辺りまで伸ばした美少女が入ってきた。身長は165㎝位ありなんと言っても目を見張るのが胸で、とにかくデカイのだ。下手したら本田先生よりも大きいのだ。
「どうも初めまして水瀬庵です。今日二年三組に転校してきました。」
「転校生なんだね、俺は二年二組の矢沢影雄といいますよろしく水瀬さん。」
「私は文芸部の部長で三年の朝霧佳奈です、よろしくね水瀬さん。」
「はい、よろしくお願いします。」