表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/49

決戦の日 17

 歴史にifは禁物である。だがもし──

 もしここで聖斗が“行く”ことをためらっていたなら、結末はどうなっていただろう?


         ※


「おおうッ!!」

 完璧に準備されて、しかも理論上勝ちはあり得ないと諭されもして──

 その上で来いといざなわれて──

 それでも──!

 超・絶体絶命の境遇で、なおも身体を前へと、未来へと突き動かすエネルギー、“気合い”を一つ吐き出して──


 源聖斗──


 まるで神仏に向かって祈っているかのようだった。

 敬うように真摯に差し出された諸手の突きは、武蔵の喉元に突き刺さり――


<傍点> 聖斗をマネた </傍点> 、武蔵の左手の一刀だけによる、ただ差し出されただけのやる気のない突きは、物理的にもリーチの差で届かず――


「ムサちゃん……ああ……」


 武蔵は──

「……」

 じろりと聖斗を見て、なんの表情も表さず瞑目する。

 そして、ポン、というかわいらしい音をたてて、消滅したのだった──


 あとには、喉を切り破かれた人形 <ひとがた> の紙片が一枚。ひらひらと天の高みへと、どこまでも上って行く。


         ※


「! ! ! ! ッ──!」

 言葉にならない歓喜の声をあげて、両手を突きあげて駆けだすチャコ──

 その先に──


 勝ったのか、負けたのか?

 天を見上げる、茫然自失の聖斗だった――










次、終章に続く。ああしんどかった! それぞれの侍のファンのかた、こんな文章をかいてすみませんでした。剣豪同士の勝負なんてオレ書けねえよ。僕にはこれが精一杯。もう、あっぷあっぷ。苦しかった。ヒドイ文章をここまで読んでくれた方に感謝。もうチョットで終わりですよ(笑)。つきあってね。けど、しばらく休みます。ぎゅーーーーっ……。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ