表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/49

決戦の日 2

 街道から屋敷に至る道に入った。広々とした丘陵地帯。その中に長く延びる、さびれた道路だった。


         ※


 はるか、道の先。

 ゆるやかな、少しだけ高い、丘の上。

 そこに立つ、一人の姿──

 ケープをまとった、美少年少女。

 肩までのプラチナの髪の毛、そして、その瞳はワイン色のはずである――

 天草四郎、だった。

 そこに、天草四郎、一人だけ。

「あらら……」

 と、シンディがつぶやいた。なんとなく、うれしがっている響きがある。

「もしかして、読まれてた? フフ……」

 ともかく、そこに。

 わたしたちの相手、天草四郎がただ一人、わたしたちを待ち受けていたのだった。


         ※


 そのときちょうど。真北の空から、太陽が昇り始めたのだ。それは、真夏の太陽だった。











................................................................................................................................................................................................................................................

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ