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「復活の日」 0

 式が、戻ってこなかった。


 最初、なにか間違いが発生した可能性を考えたものの、今となっては、もう認めざるをえなかった。

 式が、自分のコントロールを、自ら振り切ったのである。

「……」

 信じられぬ事態であった。が、十分に考えられる事態でもあった。

 なんとならば──

 あの、式は、あの──

 蘇我秀麿を、モデルにしたものだったからである。

「チッ……」

 男は一つ舌打つと、事態収拾のため、歩き始める。

「さすがは、わが師匠殿の……」

 苛立たしくつぶやきをもらす。

「性格 <キャラクター> の、コピーよ……」


 やがて、男の姿は、闇夜に紛れはじめ──

 もう一度舌打ちが聞こえ──完全に、消え去った。













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