第二話
今、私がいるのは、放課後の教室。まわりには、何人かの人。うち、一人は、織花。
「・・・何やんのかなぁ・・・・」
私は、織花にそう問いかけてみた。
「わかんないけど・・・。たぶん、展示物を貼ったりとかじゃない?文化祭の、前日準備なんだし」
・・・なるほどね。あー、面倒くさそうな仕事だなあ・・・。
「はーい、ちょっと前のほうに集まってください!」
わっ!先生、来てたんだ・・・。(気づかなかった・・・)
「今から、二つの教室にわかれてもらいます。学級委員と・・・・・・・・」
先生が、説明を始めた。
「じゃあ、今からわかれてください」
・・・・・・・・・。絶句・・・・・・。
最悪じゃん・・・。織花とわかれちゃうなんて・・・。
「心愛?どうしたの?早く行かないと、怒られるよ?」
「うん・・・。わかってるけど・・・。でも、織花と、ちがうクラスでやんなきゃいけないんだよ?もう、ヤダ・・・・・」
本当に、最悪。仲がいい人、一人もいない所で、やるなんて・・・。
「何言ってんの!隣のクラスじゃん。それに、たぶん、一時間もかからないし。・・・ほら、早く行こ!」
「うん・・・」
織花にうながされるまま、私は指定された教室へと向かった。
・・・にしても、本当、最悪・・・。(前にもこの言葉言った気がする)
何なんだしっ(怒)!!準備なんて、先生がやればいいじゃん!
こっちは、織花と別々のクラスで、やんなきゃいけなくなっちゃってるのにさっ!!
ふう・・・。(ストレスたまる・・・)
もう、教室だ・・・。
「心愛、あとでね」
あ〜あ。織花、行っちゃった。
しょーがない。私も、行くしかないか・・・。