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神様ありがとう

 樽を開けるとそこには鮮やかな紫色のショートヘアの女の子。

 いや、女の子といっても多分同じくらいの子だろうけど。


「私、ゲームしてたらいきなりよく分かんない自称神様に召喚されちゃっただけなの! お願い!お願いだから殺さないで! まだ積んでるゲームがたくさんあるのよ!」


 彼女は樽の中で黒の下着姿のまま、しかも半泣きの状態で俺に訴えかけた。

 別に殺す気なんかさらさらないし、俺もいきなり召喚された身なのに何を言っているのだろう。まさか、俺がこの城のモンスターだとでも思っているのだろうか。


「俺もゲームしてたらいきなりここに召喚されただけだし、とりあえずそこからでてきなよ。」


「本当に? でてきた瞬間殺したりしないわよね?」


「しないから! てか殺すなら樽に入った状態でウインドスピアしてるわ!」


 彼女は恐る恐る樽からでてきた。身長は170の俺より少し小さいくらいかな。それより、ゲーマーにもこんなかわいい子いるのか… オンラインゲームのオフ会は女キャラのオフ会のはずなのにおっさんしか来ないこともあるそうだから、そもそもゲーマーの女子自体絶滅危惧種かと思ってましたわ。


「えっとー、俺は召喚ミスされてここに来たんだけどまさか君も?」


「ええ、そうみたい。最初の町に召喚してあげるっていってたくせに、目が覚めたらここだったわ。」


 二人も魔王城に召喚ミスするとかどういうことだよ神様は…

 いやまあ俺は可愛い子の下着姿見れてよかったけどね。逆にグッジョブ神様!

 生でこんなに長時間女の子の下着姿を見つめることなんて、彼女いない歴=年齢の僕には関係なかったので、今は最高の時間ですね。はい。


「なにじろじろ見てるのよ… ここの宝箱漁ってるなら服の一つや二つくらい持ってないの?」

 

 初下着姿に興奮してずっと見ていたから流石にバレてしまった… 次からはもう少し隠れながら見よう。いや、そういう問題じゃないか。

 そういえばさっき宝箱開けた途中にワンピースがあったからとりあえず袋に入れた気がするな。だが、ここは渡すべきだろうか。いや違う。渡すべきは今ではない。

 着るものを持っていない下着姿の美少女が目の前に現れるなんて神シチュエーション。人生で何度味わえるのだろう。恐らく大半の人がそんなチャンスは人生では訪れず、訪れたとしてもそれはエロゲの主人公くらいだろう。そう、こういうイベントは骨の髄まで堪能するべきなのだ。


 だから、俺は、キッパリと言いきった。


「いや、持ってないよ!」

最近忙しかったので書く時間がありませんでした。

読んだいただいた方はありがとうございました。

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