第3話
「ルドガーさん、ありがとうごさいました。お金は仕事が見つかったらすぐ返しに行きますので」
「まぁ、ぼちぼち仕事に慣れてから返しに来てくれたらいいよ、それとこの盗賊達はどうする?」
「えっと、普通はどうするんですか?」
「盗賊を捕まえたら、盗賊の持ち物は討伐者が全部もらい盗賊は騎士に引き渡すのが主流じゃな」
「あっそうなんですか?でも、この人数を1人で連れて行くのは・・」
「うむ、まぁ騎士のところまで儂がついて行こう」
「えっ!いいんですか」
「いいのじゃよ、主があの時助けてくれてなかったら、今頃死人かもしれんしの」
「ありがとうございます」
「それじゃ、移動するかの」
「よし、ついたぞ」
「あっはい」
「あれ?ルドガー様どうしたんですか、それに後ろの積まれてる人たちは一体?」
「途中で盗賊に襲われてしまっての、ちょっとガレルを呼んできてくれるか?」
「わかりました。」
騎士が出て行ってすぐに廊下を走る音が聞こえてきた
「ルドガー様!盗賊に襲われたと聞きましたが大丈夫ですか、お怪我はありませんか・・」
「おっおい落ち着くのじゃガレル、儂は大丈夫じゃ、じゃから少しは落ち着け」
「でっですが、今回護衛の数は何時もより少なかったと聞きますし、それに襲った盗賊が20人だと聞いたのて・・」
「まぁな、ユウキが助けてくれなかったら儂は今頃死人じゃったな」
「えっとユウキとは一体どなたですか?それに先程からルドガー様の横にいる方は?」
「彼が儂を助けてくれた。龍人族のユウキじゃ」
「ご紹介通り、ユウキです。」
「ッ!おぉ貴方が、ルドガー様を助けていただいて誠にありがとうございます」
「いっいぇ目の前で人が襲われてたので」
「それで、ルドガーさまがこちらにきた理由は盗賊の引渡しですか?」
「うむ、盗賊が持ってる持ち物をここに集めて欲しいのじゃ、さすがに儂等ではこの人数の荷物をとるのはきついのでな」
「わかりました。ベート、人を集めてくれないか、大体10人ぐらいで良いから」
「はい」
それから、ガレルさんが呼んだ人達がテキパキと盗賊達の持ち物を集めてくれた
「はい終わりましたよ、こちらが盗賊が持ってた物持ちです」
そこには、剣、防具、少しばかりのお金が集められた
「うわぁ、こんなに持ってたんだ」
「いや、これは少ないほうじゃよ、こやつらのアジトにはこれ以上があるだろう。ガレル、盗賊達にアジトを聞いてそこにあるのも持ってきてくれぬか?」
「わかりました」
「えっ!大丈夫なんですか?アジトにまだ仲間とかがいたら危ないんじゃ」
「大丈夫じゃろう、何せ盗賊団のリーダーと幹部全員既に捕まえてるのじゃ、後は残っていてもせいぜい下っ端だけじゃ」
「えっ!?」
あの中に、主力メンバーがいたのか、もしかして僕が鑑定した奴らかな
「それではこれより、アジトに向かう人員を編成するので私はこのへんで」
「うむ、それでは儂達も帰るとするか」
「えっあっはい」