第2話
言葉がどうにも幼く書いてしまうので年齢を変えました。
「移動する前に、こいつらをどうするか決めないとな・・」
「一応、死なない程度にしましたけど、盗賊ってどう処理したらいいんですか?」
「そうじゃのう、一応儂の馬車は空きがあるから、取り敢えずそこに縄で縛って街まで乗せていくかのぅ」
「わかりました。」
それから、盗賊達全員を縄で縛ったあと、ルドガーさんの馬車で道を進んでいると・・
「あっ、なにか見えてきましたよ」
まだ少ししか見えないけど、でっかい壁が見えてきた。
「あそこが、商業都市ディートリアじゃ」
「ここからでも見えますが、でかいですね。」
それから、門のところまでくると窓口が2つに分けられてて1つは全然人通りが無くて、もう1つの方は人が数十人並んでいる。
「あのルドガーさんなぜあちら側に人は並ばないんですか?」
「ああ、あちらは貴族や重要な役職を持った人達専用の場所じゃ」
「そうなんですか、あれ?ルドガーさんって商業ギルドの長なのにこちらに並ぶんですか?」
「んっ?なぜ儂がギルド長って知ってるのじゃ?」
「あっ、すみません鑑定魔法が使えるので先程ルドガーさんに使って名前と職業を見させてもらいました。」
「鑑定魔法かそれなりにレアなスキルを持ってるとはのぅ、まぁ儂がこっちに並んでいるのは、お主の事もあるならのぅ」
「えっ?僕ですか?」
「ああ、お主、今身分証明書を持っているか?」
「いっいぇ、田舎から出てきたものでそんな物があるとも・・」
「まぁそうじゃな、この街では身分証明書がないものは銀貨1枚で仮身分書を貰わないと街の中に入れるが、金は今持ってるか?」
えっ金とか取られるの、どうしよう一銭も持ってないよ
「いっいえ一銭も・・」
「じゃろうな、だからここは儂が立て替えておくから後で返してくれれば良い」
「えっいいんですか!」
「まぁな、助けてもらったお礼じゃ」
「ありがとうございます!」
良かった、ルドガーさんがいなかったら僕街にすら入れなかった。
「次の方、・・っあルドガー様なぜこちらの窓口に?」
「先程、盗賊に襲われてるところ彼に助けてもらってな、田舎から出てきて身分証明書がないから仮身分書代を儂が立て替えに来たのじゃ」
と言いルドガーさんは銀貨5枚を職員の人に渡した
「あっ、そうなんですか、わかりました。えっとそちらの方すみませんがこちらの水晶に手を当てて貰っていいですか」
「はい」
「それでは今からいくつか質問しますので正直に答えてください」
「はい」
「貴方のお名前は」
「カミヤ ユウキです」
「職業は」
「旅人です」
「今迄に罪を犯したことは」
「ないです」
「・・・はい終わりました。それではこちらが仮身分証です」
「ありがとうございます」
良かった無事に街に入れた。