第1話
「・・・異世界についたのかな?」
後ろは木々が生い茂ってる森、目の前はだだっ広い草原があり。
「うーん、取り敢えず、歩いてみるか」
んっ?なんだあれ、馬車の周りをフードをかぶった奴らが襲ってるような・・ってあれ盗賊じゃないの!?今の僕でも倒せるか分からないけど行くしかない・・
「おいお前ら何してるんだ」
「あっ誰だお前、邪魔するならお前も殺すぞ」
はい、盗賊確定ですね。ざっと人数は20人か大丈夫かな?そのなかでも、強そうな奴らがいるから一応鑑定しとくか
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名前:ドルー
年齢:27
種族:人族
職業:盗賊、戦士
レベル:24
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名前:ユロ
年齢:25
種族:人族
職業:盗賊、戦士
レベル:23
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✤
名前:オイラ
年齢:27
種族:人族
職業:盗賊、魔法使い
レベル:22
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名前:ゼント
年齢:26
種族:人族
職業:盗賊、魔法使い
レベル:26
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名前:ピーク
年齢:31
種族:人族
職業:盗賊、戦士
レベル:27
✤
うーん、レベルは僕より上だけど所詮人族だからね、龍人の僕とは基礎能力が違うから大丈夫かな?でもその前に・・
「そこの商人さん、ちょっと後ろに下がっててもらえますか?」
「だっ、大丈夫なのか?あいつらはこのへんじゃ有名な盗賊団のメンバーじゃぞ」
「あー、大丈夫ですから、安心して後ろで見ててください」
さて、商人さんに言ったのはいいけど、どうやって攻撃するかな、攻撃系のスキル持ってるかな?一応確認してみるか
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名前:カミヤ ユウキ
年齢:16
種族:龍人
職業:旅人
レベル:20
HP:2000/2000
MP:1600/1600
筋力:535
防御:550
魔攻撃:530
魔防御:540
敏捷:525
運:45
スキル:鑑定Lv.1 ブレスLv.1 威圧Lv.1
固有能力:竜化 ポイントマスター 便利ボックス
称号:ユーリアの加護 ユグドルの加護
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あれいつの間にか2人から加護もらってる、それにスキルも僕が言ったもの以外もあるけど、あれは多分龍人が持ってるスキルかな?まぁこの中で攻撃系と言ったらブレスぐらいだろうな、よしやってみるか、でもどうやってやるんだろう?口開けてブレスとか言ったら出るのかな?
大きく口を開けて〜
せーの
「ブレス!!」
ブレスと言った瞬間、目の前に大きな魔法陣が出てきて、盗賊達の方に僕が出したブレスが直撃した。
「ウギャ」「イテー」「アツイー」「ウワー」
はい
一発で終わりました。多分死んではないと思うから大丈夫かな?
【ピロリンッ カミヤ ユウキ様に500P取得しました】
うわぁっ!ビックリした、いきなり無機質な声がしたからな、ってさっきの戦闘だけで500Pも貰えたのか、だけど20人倒して500てなんか少ないのか多いのかわからないなまぁ後でゆっくり考えるか
そうこう色々考えてると商人さんが近づいてきた。
「いやぁ、助かった近場だからと油断して護衛の奴らを大半休暇にしてしまったのでな危なかったお主がおって儂は幸運じゃな」
「いやまぁ助けれたので良かったですけど、そちらの護衛の方々は大丈夫なんですか?」
「幸いそこまでひどくやられてなかったので、治癒のポーションを何個か使ったが安静にしていればすぐによくなると思うの」
「それは良かったですね。」
「うむ、ところでお主ここらではみない顔じゃが」
「ええ、先ほどここについたばかりのただの旅人です。それに田舎のほうから来た者でして、どういったら街があるのかさっぱり」
「そうか、ならこのまままっすぐいけば、商業都市ディートリアにつくぞ」
「あっそうなんですか?ありがうございます。」
「うむ、よければ一緒に行くか?」
「えっいいんですか、よろしくおねがいします」
「それじゃ、よろしくな儂の名前はディドバート・ルドガーじゃ」
一応鑑定しとくか
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名前:ディドバート・ルドガー
年齢:56
種族:人族
職業:ディートリア支部商業ギルドの長、大商人
レベル:19
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えっこの人、ギルド長かよ、ビックリした。これはすごい人に序盤から接触したな
「えっと、僕はカミヤ ユウキと言います、少しの間だけお世話になります」