第43話
「マーザさん居ますか?」
ルドガーさんと別れて、早速マーザさんの店まで来た。
「おお、ユウキか久しぶりじゃの」
店内に入ると、マーザさんとフードを被った人が居た。
「それじゃ、僕は帰ります」
とフードを被った人が店を出ていった。
「ユウキを見るのは久しぶりじゃの、どうじゃった王都までの旅は」
「そうですね、道中は久しぶりの料理とか作れて楽しかったですし、マーザさんから買ったマント、夜寝るとき着ていると全然寒くありませんでした、本当にあのマントには助けられました」
「ほう、ユウキは料理ができるのか今度食べてみたいのう」
「いいですよ、調理場さえ貸してくれたら作れますし」
「そうかそうか」
その後もマーザさんと王都はどうだったとか他にも色々お話をした。
それから、気がつくと外は夕日が沈みかけていた。
「あっ、僕はそろそろ宿に行かないといけないので」
「そうか、また来るといい」
「はい」
と言って、マーザさんの店を出た。
それから、ワンスの宿に向かった。
「あの~部屋空いてますか~」
「おう、ちゃんとユウキの部屋は残しておいたぜ」
「あっ、そうなんですか、ありがとうございます」
と言って、3日分の銀貨12枚を渡した。
「それじゃ、もう夕飯の時間だ早く席に着きな」
「それと、おかえりな、ユウキ」
「はい、ただいまです」
と言って、何時もの席に着きワンスに旅のお話をして、楽しい夕食時間は過ぎていった。




