第37話
数時間前王都から出て、ギルドで聞いたウルフの群れがいる場所にユウキは向かっていた。
「えっと、ウルフの群れがいるのはこの森林の中にいるみたいだな」
今までは草原を歩いていたが、ウルフの群れがいるのは『シバの森』という王都から少し離れた森の中にいるみたいだ。
「よし、ここからは何時襲われるか分からないから剣は抜いておこう」
と鉄剣を右手に持ち森の中に入っていった。
それから、森の中を帰り道が分かるように木に印を付けながら歩いていると
『―――ガルルル』
『――ガルル』
いきなり周りを数十匹のウルフに囲まれていた。
「ガァァァ!!」
ウルフが突然吠え出して1匹の周りのウルフよりでかいウルフが出てきた。
そして、そのウルフを鑑定すると
✤
名前:ボスウルフ
年齢:13
種族:ウルフ
職業:
レベル:21
✤
「―――ッ!」
鑑定しているといきなり飛びかかってきた。
「あっぶねぇ」
ギリギリのところで横に避けた。その後ボスウルフの後に続いて他のウルフたちも飛びかかってきた。
「ッと」 「ふッ!」
「そりゃ!」
襲いかかってくるウルフを一匹、一匹処理していった。
「ガルルルル」
普通のウルフは全部処理し終わり残るはボスウルフになった。
『ガァァァ』
とボスウルフが威圧のスキルだと思うものを使ってきた。
「ッ、お返しだ『ガルァァァ』」
ユウキが放った威圧は、常人だと威圧は格下相手に使い戦意を失わせるのが精一杯だが、ユウキの場合龍人の威圧、それは正しく龍の咆哮に近いものであった。
その為、ユウキの威圧をまともにくらったボスウルフは戦意を消失どころかボスウルフはその場で立ったまま意識がなくなった。
「ええええ、呆気なさすぎだろ」
思いながらもボスウルフの首を鉄剣で取り、ウルフの死体とボスウルフの死体を【便利ボックス】の中に入れて、ギルドに報告するため王都に向けて帰っていった。




