表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/414

第28話

あれは――――


ユウキは店を出た後、商業区の行ったところが無かった方の道を行くと、異世界物に大抵ある建物を見つけた。


【奴隷商店】


そう、奴隷である。


「この街にもあったんだ・・・」


でも今の僕に奴隷なんて買える金あるのかな・・・


「んっ?そこにいるのはユウキじゃないか」


資金の事を考えてると不意に話しかけられた。


「えっ?あっルドガーさん」

「なんじゃユウキ奴隷商店の前で考え事なんて、奴隷でも買いたいのか?」

「えっあっそうなんですが、自分が持ってるお金で足りるのか心配になってしまって」

「ふむ、ユウキの資金は―――金貨1枚が限度とな、それなら安い奴隷ならば買えるんじゃないかの」

「安いって言いますと?」

「うむ、成人してないまだ幼さが残った子や病気持ちの者や怪我をしている者じゃな」

「えっと、その幼い子供ってどうして奴隷に?」

「うむ、それはじゃな辺境の村や街でどうしても暮らすための金がなくなる者もたくさんいるのじゃ、その者達が生きるために我が子を奴隷として売る者がおるのじゃ」


生きるために我が子を・・・


それから、散々考えた結果、今はまだ奴隷は買わないことにした。


「それじゃ、ルドガーさん僕はそろそろ帰りますね」

「うむ、また何か相談があったらいつでも来て良いぞ」


最初の日、ルドガーさんとあえて本当によかったと改めて思い、宿に戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ