第272話
街の中に入り、俺達はまず冒険者ギルドへと行った。
ギルドの中に入るとラリさんが俺達に気づき手を振っていた。
「お疲れさまでした。ユウキ君、ヴァズさん、ユノちゃん、ハルさん、リノラさん、そしてユウキさん優勝おめでとうございます。」
「ありがとう、ラリ」
「あっ、ユウキ君本当に雰囲気が変わりましたね」
「そうだな、まぁ直ぐに慣れてくれると助かる」
「そうですね。昔のユウキ君も良かったですけど今のユウキ君も凛々しくてカッコいいですよ、あっそれと優勝者のユウキ君と活躍賞のヴァズ様は後日マスターの方からお呼びがかかると思います」
「そうか、分かった」
「僕も、いいですよ、あっそれと今度から僕もユウキ君の所に居ますので、ご連絡があればそちらに来てください」
「はい、分かりました。ヴァズさんの連絡先をユウキ君の家に変更しておきますね」
「ありがとうございます」
ギルドでの用事を終えた俺達はルドガーの所へと行った。
「おっ、ユウキ、帰って来たのか美咲ならまだ儂の家に居るが、どうする?」
「ただいま、ルドガー、そうだな今はもう仕事終わりそうか?」
「そうだな、後はこの資料だけだからもう直ぐ帰る予定だったが?」
「それなら、一緒に行こうぜ、土産もちゃんと買ってきたからな」
「そうか、ならユウキ達少しだけ待って居てくれね直ぐに終わらすからの」
「おう、分かった」
そう言って、俺達は近くのソファーに座り、暇つぶしにトランプを始めた。リノラは最近俺達とずっと行動してたのもあり、トランプなどのも上手くなり、今では春以上に強い様だ。




