第189話
それから、数十分後、人も集まり司会者の人が裏から出て来て組み合わせを書いた紙をボードに貼った。
そこには、1から10で数字の中はAからDがあり、自分のは何処か探してみる。
「え~と、僕は1-Aブロックだね」
「私は5-Bブロックよ」
「私は7-Aブロック」
「私は4-Dブロックです」
皆、それぞれブロックも違うみたいだ。
「皆、違うブロックだから運よく行けば皆で本大会いけそうだね」
「そうね、まぁ行けるところまで行きたいわね」
「あ~、私の所ちょっと厳しいかも」
「えっ、どうしたの?」
「ほらっ、あそこに黒いマントの腰に2本の剣提げてる人いるでしょ、あの人最近この街に来た人なんだけどギルドに登録したかと思えば直ぐにランクを上げてたしか今Cランクだって、そんな人がいるブロックじゃ勝てないよ・・・」
僕はリノラが指さした男話みると、黒いマントを頭から全身に羽織、黒と白の剣を腰に提げて、頭には獣人のケモ耳を生やしていた。
「何か威圧感的なのを感じるね」
「でしょ、あの人いっつも一人でギルドに来ては大量の依頼を受けて何日かすると全部の依頼を完了してまた依頼を受けてるのよね、誰かと喋ってるなんて見たことも無いしさ」
「へぇ~」
僕達が男話見ながら話してると、その男が近くのベンチに座りに行った。その時僕はひその男の顔をチラッと見た。
「あっ!」
その男の顔は僕は知っていた。その男の顔は僕が幼少の頃から仲良く遊んでいた親友の顔だったのだ。




