第108話
『はっ!?』
セリスさんが指輪をした途端今まで薄く見えてたのが、はっきりと見えるようになった。
「な、なんで薄く見えてたのがはっきり見えるようになったんじゃ?!」
「それはね、この指輪の能力なの、たしかユウキ鑑定のスキル持ってたわよね、この指輪鑑定してごらん」
「は、はい」
僕はセリスさんに言われた通り指輪に鑑定をした。
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名前:幽体【呪具】
説明:自我がある幽霊に対して、指輪に込められた魔力によって仮初の体を与える指輪
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「魔力を指輪に込め、込めた魔力で今のセリスさんの体があるんですか?」
「ええ、そうよ、昔この指輪見つけた時にもしもの時の為に魔力を込めれるだけ込めて、ルドガーなら大事にしてくれると思ったから渡してたの、まぁその事もつい最近まで忘れてたんだけどね」
「その身体は何時まで持つんじゃ?」
「うーん、どうだろ、結構魔力は込めてたから10年以上はこの体は持つと思うわよ、それに私自身が力取り戻してるから魔力は常時補充するから永遠かしら?」
「その体で、昔の強さはそのままなのか?」
「うーん、昔って程でもないかな?3分の2暗いかしらね?」
「3分の2もあれば、充分じゃろ」
「まぁ、そうねあっそうだユウキ」
「はい?」
「自分の体手に入れたから、そのネックレス外してもいいわよ」
「そうですか、分かりました」
セリスさんから言われ、ネックレスを外そうとした。
「あっ、あれ?外れない?」
「あっ、そうだった呪具だから解呪しなきゃね、忘れてたわ」
そう言ってセリスさんは僕に解呪の魔法をかけた。
「それで外れるはずよ」
「は、はい」
そう言ってまた、ネックレスを外そうとしたら、今回は無事外れた。
それから、ネックレスをセリスさんに返し、実体出来る様になったセリスさんと僕とユノで商業区の屋台巡りへと行った。




