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第4話

詰所を出た後、ルドガーさんの知り合いが経営している宿屋に送ってもらった。


「ここじゃ」


「ワンス居るか」

「お〜ルドガー久しぶりだな、なんか用事か?」


ルドガーさんが宿のドアを開けて中で誰かの名前を呼んだら、宿の奥から2mはある大男が出てきた


「用事ってわけではない、ただ客を連れてきてやっただけじゃ、どうせ部屋は空いてるじゃろ」

「部屋は空いてるが、客ってその横にいるやつか?」

「うむ、ユウキあのでっかい熊見たいなやつがここの店主のワンスじゃ」

「熊とはまたひどい言い方をするなよ」

「んでワンス彼が儂が連れてきた客で儂の命の恩人じゃ」

「命の恩人?なにかあったのか?」

「今回、近場って事で護衛の数を減らして移動してたんだが、途中で盗賊に襲われてしまってな、その時にユウキに助けてもらったんじゃ」

「おいおい、お前は一応この街では重要な役に就いてるんだから、気を抜いたことするなよまったく、ユウキとやらルドガーを助けてくれて友人として感謝する。」



「それで、ユウキは何日泊まるんだ?1泊、朝夕の飯付きで銀貨4枚だが」

「そうですね。」


今の所持金は、盗賊が持ってた荷物の中にあった銀貨が50枚と銅貨が23枚、早速ルドガーさんに返そうと思ったら「ユウキは冒険者になるなら装備整えないといけないから、今持ってる金なんてすぐ飛んでいくぞ」と言われて冒険者業がぼちぼち上手くいくようになったら返しに来てくれと言われた。


「それでは3日分おねがいします。」

「分かった、それじゃ銀貨12枚だ」

「はい」


「それじゃユウキよ、儂はそろそろ帰らないと、仕事が残っておるのでな」

「あっルドガーさん色々とありがとうございました、すぐにお金は返しに行きますので」

「ああ、じゃがユウキ無理だけはするんじゃないぞ、いくら龍人族のユウキでも勝てない相手が出てくるからな、早く信頼できる仲間を増やして無茶をしないようがんばるんじゃぞ」

「はい」

「それと、何かあったら商業ギルドにいつでも来るんじゃぞ、儂に会いたい時はこのペンダントを見せたら通してくれるからの」


ルドガーさんは僕に門で見たこの町の紋章が刻まれた、ペンダントを渡した。


「ありがとうございます」

「うむ、それではの」


ルドガーさんは馬車で来た道を戻っていった

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