表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/85

52話 話してないのに話してるし? おかしいのはどっちもか!?

 気のせいじゃないなんだな!? 誰かオレの考えてる事、聞いてるなんだな!? 話してないのに聞いてるなんだな!? って何? 話してるから聞こえてるんでしょう? 何言ってるの?


“わわ!? また話してきたなんだな!?”


 いや、だからね、落ち着いてよ。声が聞こえてるから、私は話してるんであって、別に変なことしてないでしょう。


“なんでオレの考えてること、分かるなんだな!? それにどこでしゃべってるんだな!?”


 いやそっちこそ、どこでそんな大声で話してるのよ。それだけ大きな声で話してるのに、どこにいるか分からないんだけど。


“わあぁぁぁ!? 怖いんだな! やっぱり早く契約消して、逃げなくちゃなんだな!!”


 だからね、私の話しを聞いてよ。私だって、そんな大きな声が聞こえてこなければ、話したりしないんだよ。

 

 というか、初めての声で、私の方には私の知っている人しかいないから、サンデリオの方にいる誰かだと思うけど。よくそんな大きな声で話してサンデリオ怒らないね。ちょっとしたことで、ギャアギャア煩く怒ったり騒ぐのに。


“オレ、話してないんだな。考えてるだけなんだな。考えること誰も分からないはずなんだな”


 だから考えてるって何よ。話してるでしょう? 


“そっちも大きな声で話してるなんだな!! でもこの変な帽子の人間、煩いって怒らないんだな!!”


 それはそうでしょう。私は静かに話してるし。サンデリオは自分のことで忙しくて、こっちまで気にしてられないんじゃない? というか、変な帽子の人、誰だ? 向こうで帽子をかぶってるのは、サンデリオと……。


“大きな声で話してるなんだな!! それに変な帽子は変な帽子なんだな!!”


 だからね、もともと話し始めたのはそっちで、私はそれに、何となく答えてみただけなんだよ。そうしたらそっちが騒ぎ始めたんでしょう。


“だから、オレは考えてるだけなんだな!!”


 もう! 分からないなぁ! はぁ、こんなに話すなんて思わなかったよ。大体私はなんとなく、心の中で話しただけで……。ん? 心の中で? ちょい待ち!


“ちょいまち、何なんだな?”


 ああ、ちょっと待ってってこと。ええと、ちょっと今の状況を整理するから。まず声が聞こえた。これは間違いなし、今も話してるし。

 じゃあ次、私はその声に対して、なんとなく心の中で話しかけたけど。そうしたら、聞こえた声の人物が騒ぎだして、訳のわからないことを言ってきたよね。考えてるだけ、話してない、考えてる事が分かるのか、なんていろいろとね。


 それで私は、それに対して、そのまま話して……。


 私はすぐにポル君に聞いたよ、声を出してね。


「ぽりゅくん、あたちいま、おはなちちてた?」


『おはなし? してない、あのダメダメにんげんみてただけ』


 あー、うん、そうだよね。話してないよね……。


 はぁぁぁ、おかしいのは私もか。私も声出して話してないじゃん。心の中で答えてるだけ、向こうと同じような状況だよ。人のこと言えないじゃん。


 ねぇ、まだ私の声は聞こえる?


 私は声に話しかけた。


“聞こえるなんだな。ちょっと待つ終わりなんだな?”


 と、その時ケロケロとグレイスが、私を見て何かを感じたのか、すぐに私に聞いてきた。


『リア、どうした?』


『何か気になることでもありますか? それとも何か心配あ事が?』


「えちょ……」


 これ話しても良いのかな? 私おかしくなったと思われない? 声に出してないのに、誰かと話しをしたなんて言ってさ。でも、本当に話してるしなぁ。それでサンデリオ以外に、何かあっても困るし。うん。ここは話すべきだよね。


 ねぇ、もう少しだけ待ってて、本当にもう少しだよ。


“……分かったなんだな”


 まだサンデリオはゴタゴタしてるから、ちょっと話す時間ならあるはず。本当、ちょっとだけ待ってて。私はすぐにケロケロたちに話したよ。


「あのねぇ、おはなちちてないのに、おはなちちたの。えちょ、こころでおはなち。そりぇから、むこうもこころでおはなち」


 なんて今の話しの中で、大事と思われることを手短にね。そうしたら……。


 私の話しを聞いた途端、顔つきが変わったケロケロたち。それでその声がまだ聞こえるか聞いてきて、だから私は声に話しかけた。心の中でね。


 これだけ心の中で大きな声で話してたのに、本当に声に出したら、サンデリオになんて思われるか。


“聞こえる?”


“うんなんだな”


「ここりょのなかで、おはなち、まだできてりゅ」


『そうか。じゃあその声の相手に、誰なのか聞いてくれ』


 あのね、落ち着いて話しをしたいんだけど、良い? 私の家族から質問があるんだ。


“……オレ、忙しいんだな”


 すぐに終わると思うから。私たちも今ちょっと忙しいからね。


“……分かったなんだな”


 ええと名前ある? 私はリアって言うの。


“なまえ? ないんだな。オレはオレなんだな”


「なまえ、ないみちゃい」


『自分が何者か分かっているか聞いてくれ』


 自分が誰か分かるかって。私は人間だよ。それで質問をしてる私の家族は魔獣で、アスピドケロンとグレイスウルフと、ポルピネラね。


“人間なんだな!? ん? 家族は魔獣なんだな? 人間と魔獣がなんだな……? えと、ポルピネラ、オレの近くにいるんだな”


 え? 待って待って、そのポルピネラって、リボンを付けてる? じゃなくて、ええと。どこでポルピネラを見てるのか分からないけど、そのポルピネラの横に、小さな人間の子供はいる? ジャンプしてるよ? 

 

 そう伝えてから、私は数回ピョンピョンとジャンプした。


“あ、小さい人間がジャンプしてるなんだな! ポルピネラの隣でジャンプしてるなんだな!!”


 やっぱり声の相手は、私たちが見える場所にいる!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ