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転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する  作者: ありぽん


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28話 ありがとう応援、ケロケロの攻撃、ごはんごはん♪

「何をするんだ?」


『だから、あれを倒しに行ったんですよ。やるならこちらに船がいない、今のうちですからね。攻撃線上に入られると巻き込んでしまいますから』


「本当に攻撃するのか? というか、あの木の所から攻撃するような事を言っていたが。あんなところからどうやって攻撃するんだ」


『え? 普通に攻撃するだけですが?』


「だから、その攻撃がどんな物か聞いてるんだよ」


『普通に魔法で攻撃しますが……。まぁ、見てれば分かりますよ。というか本当に、皆さんと同じ魔法攻撃ですよ?』


「しゅらいむ、きちゃ!!」


『どんどんたおさないとだめ!!』


『はいはい。今行きますよ。ああ、そうだ。リア、ポル、クラーケンに攻撃する時は、せっかくなので見ますか?』


「いちゅもといっちょ?」


『そうですね。いつもと変わりませんね』


「う~ん」


『ねぇねぇ、あれもってかえれる?』


『ええ、もって帰りますよ。大事な食料ですから。リア、クラーケンはとても美味しいんですよ。楽しみにしていてください』


「うん!!」


 へぇ、クラーケンって美味しいんだ。大きすぎて、大味ってわけじゃないんだね。まぁ、他の大きな魔獣も、けっこう美味しいから。この世界の魔獣は、全体的に美味しい魔獣が多いのかも。


 そうか。ケロケロは邪魔者を倒すだけじゃなくて、食材として取ってきてくれるのか。じゃあ、攻撃の応援でもするかな。いつも通りだろうけど、食材を取ってきてくれるケロケロにありがとうの応援。その間、スプラッシュスライムは、そうにかグレイスに止めておいてもらって。


「ねぇねぇ」


『何ですかリア』


「あのねぇ、おえんしゅりゅかりゃ、しゅりゃいむとめてて?」


『応援とスライムですか?』


「うん。えっちょねぇ……」


 私は今考えた事を、グレイスに伝えたよ。そうしたらポル君も一緒に応援するって。それからグレイスが、今岸に上がってきたスプラッシュスライムを3分の2は倒して、あとは止めておいてくれるって。


『では先に、やってしまいましょう』


 そうグレイスが言ってすぐだったよ。風攻撃で3分の2のスプラッシュスライムを攻撃。攻撃した全てのスプラッシュスライムは、綺麗に半分に破られて。その次の風攻撃で、核を全てまっぷたつに割り、完璧に倒したよ。


 その攻撃に私とポル君はやんややんやと拍手。うんうん、いつも通りのグレイスのカッコいい風魔法。私もいつか、グレイスやケロケロみたいに、カッコいい魔法を使えるようになりたいな。


 ん? あれ? ベルナードさんもランドルフもどうしたんだろう。ベルナードさんは口を大きく開けてポカンとしてるし。

 ランドルフはグレイスみたいに、あんまり表情が変わらないのに、今は驚いた顔をしてる。ああ、もしかして、グレイスの魔法がカッコよくて驚いたのかな?


 と、拍手は終わり。もうケロケロは向こうの木の所へ着いている。すぐに攻撃するだろうから、しっかり応援しながら見なくちゃ。


『では、あとは軽く凍らせておきましょう』


「こおりゅ? かたまりゃない?」


『少し動きが鈍くなるくらいにしか凍らせませんから、大丈夫ですよ。攻撃を見終わったら、また動けるようにしますし。その方があなたたちの訓練にもなりますから』


 そう言って、今度は氷魔法を使ったグレイス。スプラッシュスライムは、少しだけ白っぽくなって、いつもの動きの3分の1くらいの動きになった。うん、これならケロケロの攻撃をしっかり見ることができるよ。


「ぽりゅくん、おえん!!」


『うん!! がんばれ!! がんばれ!! やっちゃえ!! やっちゃえ!! ごはん♪ ごはん♪』


「がんばっちぇー!! いちゅのものこげき、ばしゅっ!! よ!! ごはん、ありがちょ!!」


「おい、何だそれは」


『ああ、ご飯を獲ってくる彼に、ありがとうと応援らしいです』


「ありがとうと応援? どう考えてもクラーケンを相手にする時のテンションじゃないんだが?」


『そうですか? 私たちはいつも通りですが? ああ、攻撃するようです』


 私たちがありがとう応援をすると、すぐにケロケロが手を振ってくれたよ。というかよく考えたら、人の姿じゃないのに、カメの姿のまま、よくあんなに早く移動できたね。どうやったんだろう? 魔法かな? 


 と、まぁ。今はそれは良いとして。あっ! ケロケロが立ち上がった!! 攻撃するんだ! 頑張れケロケロ!!


『やっちゃえー!!』


 次の瞬間、ケロケロの顔の前に、白い球体のような物が現れて、それがケロケロの顔の3倍くらいまで大きくなると、それからは一瞬だったよ。


 白い球体から、白い閃光が海を割りながら、クラーケンの方へ放たれて。クラーケンの足が見える場所に届くと、ドーンッ!! と大きな爆発と、大きな水飛沫が上がり、それが落ち着くまで、少しの時間がかかったよ。


 と、それを見ていると。


『倒したぞ』


 おおっ!? ビックリした! もうケロケロ、いきなり現れないでよ。せめて戻ってくる時は合図してくれないかな? そう思いながらベルナードさんとランドルフさんを見たら、2人も驚いてたよ。


「おかえり!! かっこよかっちゃ!!」


『いつもどおり、カッコよくて、ごはんごはん♪』


 ポル君はもうご飯に気がいっているみたいだよ。まだ、スプラッシュスライムの討伐が残ってるからね?


「あ、え? 何だって?」


 驚きながらも、何とかケロケロに話しかけるベルナードさん。


『だから、奴を倒したと言ったんだ』


「は? え? あ、今の攻撃で……。攻撃?」


『グレイス、俺はあれの回収に行ってくる』


「分かりました。こちらはスプラッシュスライムの討伐を始めましょう」


「あい!!」


『ごはんごはん♪』


 ご飯が返事になってる……。まぁ、良いか。よし、今度は私たちの番だ!! さっきは少し腕の振りが遅かったけど、今度はしっかり攻撃するぞ!!

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