ちょっとした世間話
投稿ペースがかなり遅いですね……
申し訳ないです……
お風呂から上がった私とティアはまたベッドでゴロゴロしてた。
ティアはお風呂入る前みたいに私の上でゴロゴロ。
浴室から出た時に脱衣所でお姉ちゃんが出待ちしてた時はどうしようかと思ったけど、近くにあったレンガでお姉ちゃんの頭を殴り、気絶させて解決した。
今お姉ちゃんは脱衣所で寝ています。
「ふわぁ〜……」
「眠いんチャか?」
「いやー? お風呂入ったあとってポカポカするからさ、あくびがでるんだよねぇ〜」
「あーまぁ、そうっキャねぇ」
ティアとまったりしながらお話をするのはいいものだね。 幸せな時間みたいだよ。
「あ、そうだ」
「チャ?」
そういえばずっと調べようと思ってたのに調べてなかったことがありました。
会社の給湯室でスタンガンを使ってから、お風呂でも使いたいと思ったんだよね。
だから家に帰ったら調べてみようと思ってたんだけどいろいろあって忘れてた。
「んー出てくるかなー」
ベッドの近くに置いてあったカバンからスマホを取り出して、スタンガンについて調べ始める。
「何探してるっチャ?」
「んー? スタンガン」
「お前変なやつとは思ってたけど、変通り越してやばいやつっチャ?」
なんかスタンガン調べようとしたらティアにやばいやつ認定されたんだけど……。
そんなにやばいやつ認定されるようなことしてる?私。
「なんで私がやばいやつなのかな?」
「スタンガンなんてもの調べようとしてる時点でやばいやつっキャ。 誘拐でもする気かニャ?」
「なんでそうなるの……。 自分に使うんだよ」
「へっ……」
「どしたの?」
自分に使うって言っただけなのに変な目で見られる。 なんでなの……。
「お前自分のこと痛めつけるの好きかニャ?」
「うん、大好き」
「そうかっチャ……」
ティアはウンウンと頷くと、何かに納得したようで1つ宣言する。
「よしっチャ! お前の新しい名前はサイコパスっキャ!」
「なんでよ! 私サイコパスなんかじゃないって……」
なんで私がサイコパスなの……?
ちょっと変わった性癖があるだけじゃん……。
それに自分が少し、ほんの少しだけ変わってるって自覚あるだけでもいいほうでしょ?
「お前が見事にオレチャマの考える斜め上をいきやがるからっチャ。 オレチャマの中でのお前のイメージがだんだん固定されてきたっチャ!」
「ティアの中での私のイメージってどんな感じなの?」
「自傷癖のある変態っチャ」
「酷い!」
なに?自傷癖のある変態って……。 私の評価が酷すぎる……。
スタンガン好きになったのごく最近だし、新しい趣味にしようとしてるのに……。
「まぁお前が何を好きになろうとそれはお前の勝手っチャけどな」
「ならいいじゃない! 私はスタンガンを買うんだぁぁぁぁ!」
「あんま絶叫すんなっチャ……」
私の上にいるティアをベッドに下ろして、うつ伏せになる。
「チュワァ〜、急に体勢変えんなっチャー」
「ゴメンゴメン」
ティアが可愛い声で文句を言ってきたので、うつ伏せになった後、胸とベッドの間にティアを挟む。
「プむ。 まぁ悪くないっキャ」
「ならよかった」
やっぱりティアはおっぱいが好きみたいだ。
なんて可愛らしい。
「さーどこに売ってるかなぁ〜」
「どんなもの探そうとしてるニャ?」
「とりあえずねー、お風呂で使えて体に巻き付けられるスタンガンが欲しいんだ」
「ふーん、そんなんあるっチャか?」
「ん〜? どうだろう……。 探せばあるんじゃ…ない……?」
正直あると思えない。 だってスタンガンって護身用だったはずだし、普通は自分に使わないらしい。 気持ちいいのに。
「自分用のスタンガンなんてあるわけないっチャな」
「あ、あった」
「は?」
結構有名なお店のサイトで探してたんだけど、普通に売ってた。
「えっえっ、あったっキャか?」
「うん! しかも結構あるよ!」
少し驚いているティアにいろんな種類のスタンガンが写っているスマホの画面を見せる。
するとさらに驚いたような声で、
「もうこの人間達はおしまいっチャ……」
とか言ってる。
やばいのは私だけだから他の人を巻き込まないであげて……。
「さぁ何にしよう」
まずはお風呂で使えるものでないといけない。
お風呂で使う前提なんだし。
理想のスタンガンがあったらそれを買う。
「んー、お。 ワイヤータイプ……これいいかも」
目についたスタンガンを1つ見てみる。
お風呂で使えるかはわかんないけど、ワイヤータイプでそのワイヤーが結構長いみたいだから体に巻けそう。
(電池使うのかぁ……。 買わないと……)
試しにこのスタンガンを買ってみる。
一緒に来るかわかんないけどついでに電池も。
会社から持ってきたスタンガンも使いたいから結構な数の電池も買う。
「これでよし。 明日か明後日には来るはず」
「そんな早く来るっチャか?」
「多分。 そう書いてたし」
「こなさそーっキャ」
「できるだけ早く来て欲しいけどね」
ネットで買ったものが家に届くまでって長いよね。 しかもそういうのに限って早く欲しいものだったりする。
「注文したし、あとは届くのを待つだけ。 今日はもう休もう!」
「そういや寝る時間なのキャ」
「寝る時間なんだけど、お姉ちゃんのこと待つかどうしようか……」
多分お姉ちゃんはまだ寝てるか、起きてお風呂に入ってると思う。 確認しに行くのは怖いからほっとこう。
「先に寝たら寝たでお前は襲われると思うニャ」
「そうだよね……。 仕方ないから待つかぁ……」
お姉ちゃんはいつもお風呂上がるの早いから、そこまで待たなくてもいいんだろうけど、さすがに暇。 ティアと世間話でもしよっかなー。
「お前いつからゆかりに襲われるようになったっチャ?」
世間話とか思ったけど何話そうか迷ってたらティアの方から話題を出してくれた。
「2人暮らしを始めてからかな。 昔は孤児院にいたんだけど、その時は襲われたりしなかったからなんで襲われるようになったのかはわかんないなぁ……」
「プーむ。 お前らそろって頭おかしいからよく分からんっキャ。 関わったらオレチャマの悪魔人生終わる気がするニャ」
「そんなにおかしいの……?」
ティアに頭おかしいとか言われるけどそんなにおかしいかなぁ……。
自分じゃ分からないんだよね。
なんて答えられるのかな……。
「プー……。 思ったけどそこまでじゃないっチャ。 地下に行ったらもっとやばいやつが沢山っキャ。 地下ではお前とゆかりは結構マシな類に入るっチャな。」
「えぇ……」
地下にはそんなにやばいやつがいるのか……。
ていうかその答えじゃ私はおかしいのかどうか分からないじゃんか……。
いや、地下の人達と比べたらまだマシって言われてるようなものか……。
(なんかそれはそれでショックぅぅぅ!!)
地下の人達はやばいけどその人達よりは私の方がマシ。 でも地上の普通の人と比べたらやばいって言われてるんじゃん!
「まぁいいや……」
「何がっチャ」
「なんでもないよ」
「そうかニャ」
急に話が途切れちゃったものだから2人して黙り込む。
「もう寝よっか……。 待ってるの面倒だし……」
「そうっキャね」
お姉ちゃんが来ても転んだりしないように、部屋の電気を消さないで少し暗くしてから、ティアを抱きかかえてベッドに入る。
「おやすみティア」
「おやすみっチャ」
ティアが寝れるかはわかんないけど多分大丈夫。 私はちょっと疲れてたからかおやすみを言ってすぐ寝ちゃったんだ。
ちょっと明日は…やばい日かもね……
次はちょっと彩乃が元気ないかもなぁ