第六十六話 元旦
今、夏やのに何故正月の話しをしてるんやろと思ってしまいましたf^_^; 短いです。
―――1944年元旦―――
「諸君、明けましておめでとう」
『明けましておめでとうございますッ!!』
空母瑞鶴の格納庫で山口多聞の言葉に将斗以下の撫子新撰組航空隊員達が敬礼で答える。
「去年の、撫子新撰組航空隊の命中率は艦爆隊八十二%。艦攻隊七十九%。未帰還はゼロ。負傷者は十一名。……未帰還が無しの時点でこれは快挙に等しいことだ。今年も頑張ってくれ」
山口の言葉が終わると全員が敬礼をした。
「それでは堅苦しい挨拶は終わりだ。皆、存分に飲んでくれッ!!」
『ワアアァァァァーーーーーッ!!!』
女性乗組員達は歓喜を上げる。
乗組員達の周りには日本酒等があり、皆飲みたがってた。
酒がオチョコに注がれ、注がれた乗組員は次々と酒を飲み干していく。
翔鶴でも同じような光景だろう。
皆が飲み始めてから三十分が経った。
「キャハハハハッ!!」
「ぁあたしの酒が飲めないぃのかぁ〜?」
「スピー…スピー」
…戦場だった。
「まーくん。大丈夫?」
翡翠は、今もまた部下に酒を薦められている将斗に声をかけた。
「……なんとかな」
「と・こ・ろでまーくん〜?」
翡翠がニヤリッと笑う。
「な、何や?」
将斗は翡翠の喜びの顔を見て、思わず後ずさった。
「今日は〜正月やんか〜?」
「そうやな」
「やから〜これからすることは許してな♪」
スッと翡翠が何処からか出したのか右手にはメイド服があった。
「ーーーーーッ!!!」
将斗がダッと逃げ出したが、行くてには昴と豊後がいた。
「すまん将斗。……その…俺も久しぶりに見たいしな…」
「ハッハッハッ!!逃がさんぞ?」
将斗が右を見ると金剛や三笠、肥前がいる。
「将斗の…見たくてな」
「諦めろ」
「久しぶりの登場ですッ!!大丈夫ですよ将斗さんッ!!手取り足取りやりますからッ!!」
何気に恐い発言を肥前が言った。
「いやだアアアァァァァーーーーーッ!!!俺は逃げるウゥゥゥゥーーーーーッ!!!」
将斗は昴と豊後を押しのけて一目散に逃げた。
「総員まーくんを捕まえろーーーーーッ!!」
『ウオォォォォーーーーーッ!!』
いつの間にか女子乗組員達も混じっていた。
流石の将斗も人海戦術には勝てなかった。
「ヌッフッフッフ〜〜〜♪さぁ〜て〜やりますか♪」
翡翠の言葉に全員がニヤリッと笑った。
一方、山口長官や、笹井醇一達はというと。
「将斗君……。すまん」
「骨は拾いませんからね隊長」
「ハッハッハッ!!」
「ナンマダブナンマダブ…」
「写真一枚五百円やな」
上から山口、笹井、西沢、管野、信一である。
「信一ーーーーーッ!!後で覚えてろよーーーーーッ!!!ってそこ取るなッ!!ってアアアァァァァーーーーーッ!!!」
こうして、宴会もとい将斗の着せ替え大会は全員が酔い潰れて終了したのである。
その後、信一が取った将斗のメイド服等の写真は高値で販売され、多くの撫子新撰組航空隊員や、女子乗組員達に大人気だった。
また、艦魂達も写真を多く購入したという。
ちなみに、写真を取った信一は将斗にボコボコにされてその翌日に海に浮いていた。
瑞鶴はというと。
「着るべきか……」
メイド服に真剣な目で考えていたところを姉の翔鶴に何度か目撃されていた。
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