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新大東亜戦争  作者: 零戦
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第五十六話 幻ノ爆撃機ハワイニ到着ス



ブオォォォーーーンッ!!


ハワイ占領から一週間後、発動機が六基ある爆撃機がオアフ島ヒッカム飛行場に着陸した。


ヒッカム飛行場の指揮所には山口多聞や将斗達がいる。


「こ…これが…」


「幻の爆撃機…」


「……富嶽…」


上から将斗、翡翠、昴が言う。


富嶽の扉から信一が出てくる。


「あれ?信一生きてたんや?」


「確か、満州に左遷されたとか聞いたで?」


「いや、俺は陸奥に尻に敷かれていると聞いたで」


「久々におうたって言うのにお前らって奴らは……」


信一が地面にのの文字を書く。


「そりゃさ、陸奥や紅龍達には敷かれているけどさ、そこまで言う必要はないやろ?」


『(やっぱり敷かれているんや(のか)』


将斗、翡翠、昴、山口がハモって思う。


「こらッ隊長ぉーーーッ!!何処だーーーッ?!」


その時、かわいらしい声が聞こえてきた。五人が振り返ると身長が百五十くらいの女性搭乗員が走ってきた。


「鞍馬隊長ここにいたんですか?さっさと山口司令長官に挨拶に行かないと駄目だろ?」


「その山口長官が目の前にいるで」


「ふぇ?」


信一が指差す先に山口多聞がいた。


「こ、これは失礼しましたッ!!」


女性が慌てて山口に敬礼をする。


「ハハハ、元気な奴だな。第二機動艦隊司令長官の山口だ」


「ハッ!!富嶽隊副隊長の菅原桜花少佐ですッ!!」


「将斗と同じや」


「てゆーか俺達下かよ」


翡翠と昴が驚く。(二人は大尉)


「ん?信一。お前もしかして隊長か?」


「まぁな。ていっても今回だけや」


今回という部分に将斗が食いつく。


「今回?何か作戦でもあんのか?」


「あぁ、ちょいまて。それ言う前にこれ渡さなあかん」


信一がごそごそと懐から中佐と少佐の階級を示す物(何なのか忘れました)を三人渡す。


「どないしたんやこれ?」


「お前ら昇進やで」


「マジ?」


「本気と書いてマジな。将斗が中佐、翡翠と昴が少佐な。もちろん俺も昇進して中佐や」


「信一に負けたていうのが何か嫌やな〜」


翡翠が頬を膨らまして拗ねる。そこへ


「そんな事はない。鞍馬隊長は俺らに厳しく指導するが時には優しいぞ」


その言葉を聞いた翡翠の目がからかう目になった。


「ほほぅ♪なら信一は桜花ちゃんに手取り足取り教えてるんか」


その瞬間、信一が何かに気付く。


「ひ、翡翠ッ!!陸奥には言うなッ!!」


「あれ〜?あたし何も陸奥に言おうやなんて一言も言ってないけどな〜♪」


「ウグッ」


「それに陸奥には言うなて言うけど、紅龍や雷龍イラストリアスには言っていいんやな〜?」


その時、桜花を除く四人は思った。


『(悪魔やッ!!(何故か山口長官も関西弁)』


「……何が望みや?」


「嘘やってチクらんからな(絶対チクろ)」


ホッと息をつく信一は気付かなかった。


「そろそろ遊びはいいだろう。信一君、今日はゆっくりと休んでくれ」


「「了解ッ!!」」


信一と桜花が山口に敬礼する。


「さぁ〜て、信一もいることやし久々に飲みに行きますか」


翡翠が嬉しそうに言う。


「……いや。山口長官に渡さなあかんもんがあるからな」


「む?何かあるのか?」


「はい、菅原」


桜花がごそごそと一冊のノートを取り出す。


「山本長官からの次回作戦案です」


渡された山口はパラパラと読む。その時、山口の目がカッと大きく開いた。


「信一君ッ!!…これは…」


山口が驚きながら信一を見る。


信一がコクりと頷く。


「もう…日本にあれを落としたくないです。やから山本長官も承認してくれました」


「そうか…富嶽がハワイに来たのはこれのためか……」


山口が今だに何なのかわからない表情をしている将斗にノートを渡す。


「……ーーーッ!!」


山口と同じくパラパラと読んでいた将斗の顔が驚きの表情に代わる。


「信一。お前……」


将斗が信一を見る。


ノートには題名は書いていない。が、一ページ目にはっきりと書いていた。



作戦名『原爆研究所攻撃作戦』


御意見や御感想等お待ちしています。m(__)m

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