表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新大東亜戦争  作者: 零戦
19/131

第十八話 ツラギ航空戦




―――五月四日ソロモン諸島ツラギ島―――


「ツラギ島の基地施設の建設作業は順調に進んでるようです」


「……」


参謀からの報告にツラギ攻略部隊司令官の志摩清英少将は無言で頷く。

五月二日未明に行われたツラギ攻略作戦は無傷で終了している。現在は基地施設の建設が完了次第トラックに引き上げる予定である。さらにツラギには第二十五航空戦隊(司令官山田定義少将=海兵第四十二期)横浜航空隊(司令宮崎重敏大佐=海兵第四十六期)所属の二式水上戦闘機二十七機が泊弛の浪の静かな水面に着水している。中島飛行機の技術陣が自慢の水上零戦である。志摩少将が一息つこうとした時、電探室から悲鳴みたいな叫びが聞こえてきた。


『敵機来襲!敵機来襲!』


続いてツラギ全域に空襲警報が鳴り響く。機銃手は大慌てに対空機銃に飛びつき銃口を空に向ける。二式水戦も大急ぎで飛び立つ。この時、ツラギ攻略部隊の陣容は、防護巡洋艦松島、厳島、橋立。敷設艦沖島。駆逐艦菊月、夕月、疾風、如月、弥生、睦月。海防海四隻。特務部隊、高栄丸、吾妻山丸。その他の艦艇群駆逐艇第三利丸、第八玉丸。掃海艇玉丸、羽衣丸、第二野代丸、第一号掃海特務艇、第二号掃海特務艇。


援護部隊(在ショートランド島)


第十八戦隊…軽巡洋艦天龍、龍田。


特設水上機母艦…神川丸、聖川丸。


特設砲艦…日海丸、京城丸、勝泳丸。



―――防護巡洋艦松島防空指揮所―――


「さっさと来い!アメ公野郎!」


松島が殺気だって空を睨む。その後ろでは妹の厳島と橋立がひそひそと小声で話す。


「姉さん何かあったの?」


「ほらこないだのトラックで起きた事件よ」


「それって将斗さんの恋人二人が生き返った事件?」


「そうよ。それから姉さん達艦魂が共同戦線張ることになったのよ」


「それは凄いね」


「当たり前よ。生き返ったらいきなり将斗さん殴って、将斗さんが起きたらキスしだすのよ」


「うわ〜。やるねぇ翡翠さんと昴さんも。けど二人の処置はどうなったの?」


「たまたま瑞鶴制空隊に欠員が二名出たからそのまま航空搭乗員になったわよ」


「へぇ〜。日本海軍航空隊初の女性搭乗員じゃん!」


「そうなの。姉さん達二人に抵抗するために将斗救援隊を作ったみたいよ。将斗さんに取り付く二人を引き離すみたいよ」


「将斗さん大丈夫かな?」


「とりあえず祈る事しか出来んけどな」


厳島がうんうんと頷く。


「お前ら何をしてる!さっさと艦に戻らんか!」


「「は、はいー!!」」


松島に怒鳴られピューと艦に厳島と橋立が戻る。


「たくあの二人は…」


松島がぶつぶつと文句を言う。飛行機の爆音に松島は上を向く。見ると、二式水戦が飛来したドーントレスに攻撃をしてる最中である。


二式水戦隊は鮮やかに迎撃してる。飛来したドーントレスはわずかに十三機である。瞬くまに十三機のドーントレスは撃墜された。その直後、新たな攻撃隊が飛来した。ドーントレス十五機、デバステーター十二機である。同じ数であるため一機ずつ撃墜するが数機のドーントレスとデバステーターが志摩艦隊に突入する。


「対空砲火撃ち方始め!」


各艦からドカドカと高角砲と対空機銃が撃ち出される。ドーントレスとデバステーターは三隻の艦に殺到した。狙われたのは松島、厳島、橋立である。


「「「撃てぇー!!」」」


ドオオォーン!


ドンドンドンドン!


ダダダタダダダダッ!


松島、厳島、橋立が腰に据えてる刀を敵機に向けると、主砲である二十.三センチ連装砲三基から対空砲弾である三式弾が撃ち出される。同じく高角砲も三式弾を放つ。あっという間に敵機が火を噴いて落ちていく。生き残った敵機は戦意消失で爆弾と魚雷を落として退避するが二式水戦隊に待ち構えられ、全機撃墜された。


―――敷設艦沖島艦橋―――


「第二機動部隊に打電!『我、敵機ノ空襲ヲ受ケルモ全機撃墜セリ』と放て!」


「ハッ!」


通信参謀が艦橋から出る。


志摩は珊瑚海に目を向ける。


「頼んだぞ……」


志摩の一言は参謀達には聞こえなかった。


作者「珊瑚海海戦書こうと思ったんですがツラギ攻略があったのでそちらを書きました……ってなんで俺に砲門向けてんの肥前?」 肥前「うるさい!後もうちょっとで将斗さんとキス出来たのになんであの二人が出てくんのよ!」 作者「いやその方がおもろいと思って…」 翡翠「作者さんありがとうございます」 作者「あ、これは翡翠様!あとがきに出てくれてありがとうございます!」 瑞鶴「あの作者が土下座してる…」 昴「流石の作者も翡翠姉には敵わないからな」 瑞鶴「そんなに凄いのか?」 昴「ああ。俺も作者よりは強い。翡翠姉と作者が戦ったら作者は余裕で負けるぞ」 作者「そうゆうことや。御意見や感想等お待ちしてますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ