信一外伝
カラクーム運河はアラル海の原因です。
昨日の仰天ニュースから取りました。
カラクーム運河は仰天ニュースに出てないけど。
どもども、翡翠外伝に取材をさせてもらった某新聞社の記者である栗田進です。
前回の翡翠外伝で編集長から正式に椎名家と、鞍馬家の専属新聞記者になりました。
とうとう、私に死亡フラグが立ちました。(笑)
まぁその分給料は上がりましたけどね。
今回は鞍馬信一さんの取材です。
私は今日、大阪日本橋の某所で取材する事になりました。
―――某所―――
「よ、君が記者か?」
あ、はい。この度、取材をして下さってありがとうございます。
「まぁ、今はヒマやしな」
ですが、今は近畿圏部隊の司令長官では?
「書類関係は全て息子の信次に任した(笑)」
……鬼ですね。
「それで何の取材なん?」
各国の女性大臣と本当に浮気したのかどうかを……。
特にロシアのナターリャ元外相との熱愛が半場伝説化になってますけど。
「………(゜Д゜)………」
うわぁ、放心状態だよ……。
「……ゴメン。それ誰から聞いたん?」
翡翠氏と奥様の陸奥氏からです。
「あんの翡翠めッ!!今度会ったら覚えてろよッ!!」
『ゴメ、忘れたww』
何か幻聴が聞こえたけど気の性か……。
「……まぁ、今更やけど浮気はしたな」
随分とサラッと言いますね?
「諦めは早めにな……」
何か目が遠くを見てますよ……。
「気にするな」
は、はぁ……。
「まぁナターリャとの熱愛はほんまやけど、他の人はしてへんよ」
そうなんですか?
「あぁ」
では聞きますが、何故ロシアの外相と?
「いや、最初は浮気とかは考えてなかってん」
………。
「そんな疑いの目を見んな。最初はカラクーム運河の建設を中止を求めるために会ってん」
カラクーム運河ですか?
「まぁ詳しくはウィキで調べ。その時にナターリャと出会ってな」
成る程。(ちなみにナターリャは野上武志のナターリャ・ゴルバチョフだと考えて下さい)
「最初はナターリャは建設の中止を反対しててな。しゃあないから最後の奥の手で史実の資料を見せたら流石に顔を真っ青にしたわ」
よく、信じてくれましたね?
「土下座までしたし、最終的には艦魂やった陸奥まで呼んだからな」
大分苦労しましたね。
「説得するのに三日も掛かったしな」
そしていつの間にか恋に発展した……と?
「いや、その後はウォッカ一気のみ対決してて、朝に気づいたら………」
左右に陸奥さんとナターリャさんがいた……と?
「まぁ……そうやなぁ……。二人の肌がツヤツヤしてたし、俺も寝たはずやのに何故か疲れてたからなぁ……」
……お疲れ様です。
「んで、もうしゃあないないからナターリャも嫁さんにしてんな。陸奥ともよく気が合ってたし、それに胸もでかいしな(ニヤリ)」
……後者目的ですか?
「それ言ったら俺か君が、明日には大阪湾に浮いてるで?」
以後気をつけます(即答)
「ナターリャとの結婚は最初は日本政府の中枢やマスコミ、特に朝日とか毎日が反対してな。もちろんロシア政府もな。まぁナターリャはその時は外相を辞めてたけど、元外相やからな。ロシアの内部事情を知られたくなかったからな」
成る程、それでどうされたんですか?
「俺は何もしてないねん」
………え?
「翡翠がぶちギレてな」
………もしかして、第一次翡翠の乱ですか?
「そうそう。その時、翡翠は海軍陸戦隊の司令長官をしてたからな。瞬く間に朝日と毎日の新聞社と国会議事堂を占拠してな。『人の結婚に一々口出しすんなクズ共がァッ!!』と生中継で言ってな」
あぁ〜、それは自分も覚えてますよ。
確か午後3時頃でしたね?
「そうそう。そんでロシアに『てめぇらは二度もウチらに負けてんのやからギャアギャア文句言うなッ!!てめぇらのケツの穴に日本刀をぶち込むでッ!!』とぶっちゃけてな」
はいはい、自分も覚えてますよ。
「一時期は、世界各国で第一級危険生物は翡翠と認識されてたな」
………あの人はバル〇トスですか?
「多分、それ以上じゃね?」
カランカランッ!!
その時、スラブ系の白人と日本人とのハーフなのか、目の色がグレーの少女が入ってきた。
「あなた。遅いから迎えに来たわよ」
「あれ?もう時間か?」
あ、本当ですね。2時間もオーバーしてますね。
「記者の方ですね。私がナターリャです」
あ、どうも。記者の栗田です。
「パパ〜」
少女が鞍馬さんに抱き着く。
「娘さんですか?」
「うん、ちなみに三人目や。名前はティアや」
成る程。
今日は取材のご協力ありがとうございました。
「いやいや。ほんじゃぁな」
「おじちゃんバイバイ〜♪」
お、おじちゃん………OrZ
「すいません」
い、いえいえ。
そして三人は帰った。
……今日は疲れたな……主に最後の精神的攻撃に……OrZ
後に発行された週刊誌に翡翠氏同様に鞍馬氏の記事は大々的に取り上げられた。
御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m