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新大東亜戦争  作者: 零戦
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第十一話 将斗と信一の正体

次の日、朝から艦魂達は大騒ぎだった。何故なら、将斗に婚約者がいてさらに二人もいるということ発覚、瑞鶴以下艦魂は将斗に問いただすがはぐらかしてしまった。


「ちくしょう!」


榛名がガンと壁に拳をぶつける。痛かったようで悶絶してるが…。


「だが、椎名の表情があまりよくなかったみたいだが…」


金剛は考え込む。


「そうよね。将斗にしてはやけに暗かったわ」


飛龍が応じる。すると、一六八が口を開く。


「隊長。胸のロケットを見てたのを見たことがあります」


すると、ガバと瑞鶴、金剛、榛名、飛龍、青葉、大和、山城が一六八を見る。


「それは本当か!?」


一六八はおどおどしながらも頷く。


「その後、見つかっちゃって聞いたんですけど…隊長哀しそうに『俺が一番愛した人達の写真がある』て答えたんです」


一六八が少し申しわけなさそうにしゃべる。


「私も翡翠と昴の事知ってるぞ」


現れたのは三笠と肥前だった。


「三笠長官!肥前さんに敬礼!」


金剛が三笠を見たとたんに敬礼する。


「いいよ。私は今長官ではないからな。それに久しぶりの登場だ」


「そうね、久しぶりの登場だわ」


三笠は拳を握りしめ、肥前もうんうんと頷く。


「てゆーか元はテメーが私を出さないからだろうが!」


「そうだ、私も出番が欲しい。将斗とご飯食べたい。お願い」


『肥前…そんなお願いのポーズでするなよ。わかったから今度将斗との食事の話し作ってやるから』


「本当?」


『本当だから』


「ちょっとまて。私はどうするんだよ!」


三笠が慌てる。


『大丈夫。三笠のは凄いの考えてるから』


「本当か?」


『大丈夫。作者に任せなさい』


「うむ、なら頼むぞ」


「三笠長官?何をしてるんですか?」


金剛が三笠の行動を不審に思い尋ねる。


「いや何でもない。それより、翡翠と昴の話しだ」


「三笠さんはどうやって将斗から聞いたんですか?」


瑞鶴が三笠に尋ねる。


「うん、私と将斗が出会ったのは昭和十五年の六月に将斗が海上護衛隊を尋ねたんだ。その時に私は将斗に出会い何回か会っていた。そして七月七日の七夕の夜、その日は中々寝付けなくてな。仕方なく甲板に出たんだ。その時、将斗のハーモニカが聞こえてきたんだ。将斗の奴、長門の主砲の上にいたからびっくりしたな。将斗に尋ねたんだ、「何で吹いてたんだ?」ってな、そしたら将斗は、「俺が愛した二人の女性の命日だからだ」って将斗が言ったら将斗が急に泣きだしてな。驚いたな。そしたら将斗がいきなり抱きついてな、「すまん、しばらくこのままでいてくれ」って言われて十分くらいそうしてたよ。私が翡翠と昴を知ってるのはそれだけだ」


「………なんか最後らへんは気に食わないがその二人は既に個人というわけか」


瑞鶴が考え込む。その時、将斗が歩いてきた。瑞鶴達は咄嗟に隠れた。将斗はそのまま信一の部屋に入る。瑞鶴達は、信一の部屋の前で息をひそめて中の様子を探る。扉が少し開いていたためそこから内部を見た。将斗と信一が話していた。


「一月二十四日にバリクパパン沖海戦が起きるが、西村少将には事実を話しておいたから大丈夫だろう」


「バリクパパン沖海戦ってあれだろ?夜戦での敗戦だろ?」


「ああ」


瑞鶴達はこの話を外で聞いていた。


「どうゆうことだ?今は、一月十八日だ。何故六日後のことが分かるんだ?」


瑞鶴が頭を傾げる。


「へんよね。将斗が予知夢を見るとかは聞いたことないわ」


飛龍も首を傾げる。そんな中、長門は汗ダラダラでこのピンチをどう抜けるか考えてた。と、その時だった。


「うわぁ」


皆が瑞鶴に乗っかる感じで様子を見ていたため、瑞鶴が力尽き中へ入ってしまった。


「何してんだ瑞鶴?」


いきなり瑞鶴達が入ってきたため呆然とする将斗と信一。


「えぇいどけー!」


瑞鶴は上に乗っかてる金剛、飛龍、榛名達を無理矢理どかす。そして、瑞鶴は立ち上がりキッと将斗を睨む。


「将斗!どうゆうことだ?」


「ん?何がや?」


「一月二十四日にバリクパパン沖海戦が起きると言ってたではないか!」


途端に将斗と信一の表情が険しくなる。


「瑞鶴…聞いていたのか?」


「ああ、ここにいる私を含め金剛、榛名、飛龍、龍驤、大和、長門、山城、青葉、長良、五十鈴、雪風、一六八、三笠さん、肥前さんがしっかりと聞いてたぞ!」


「将斗どうする?」


「どうするもこうするもしゃーないやろ。信一…後、頼んだで」


将斗が部屋を出る。


「………わかったわ。全部でいいんか?」


将斗がピタっと止まる。将斗はじっと前を見てる。

「………ああ、頼む」


「…了解」


将斗は防空指揮所へと行く。


「ほんなら今から士官第二会議室室行こか。それと、全艦艇の全艦魂呼んでや」


信一が部屋を出る。瑞鶴達は急いで全艦魂を呼び寄せた。


作者「次はいよいよ将斗と信一の過去がわかります」 将斗「一体どんなんや?」 作者「え?今のところ無茶凄いとしかゆわれへんな」 将斗「俺の過去に何が起きた…」 作者「そう怖がらずに大丈夫やから」 将斗「だといいんやけど…」 作者「御意見や感想等お待ちしてますm(__)m」

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