決別と風
凄まじい向かい風は
まるであなたが私を拒むようで
何となく予想はしていた結末
けれど私の心を壊すには
十二分なもので
あなたが私をどう思ってるか
なんていうのはもうわかってる
私じゃダメなことも
他の子が好きなことも
全部 全部……
ただ今日
私があなたの元に来たのは
最後にあなたに会って伝えたい想いがあるから
今までは何も出来なくて
そんな私自身が嫌いで 情けなくて
だから 変わる
そう決めた
自分勝手なことに
あなたを巻き込んだことは
わたしの中でいつまでも罪悪感として
残り続けるだろう
私はもう 自分自身に嘘をつきたくない
だから 私はあなたに伝える
この 好きの気持ちを
その結末がどうであれ
私はきっと後悔しないから
そして また前を向けるはず
強くなれるはず
向かい風は私の背中を押す
追い風へと変わっていた