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第2話・晴信と信房…

遅くなりました。誤字、脱字がありましたらお知らせください。

ブックマーク宜しくお願いします。

■天文15年(1546)4月2日

甲斐国 山梨郡 古府中 躑躅ヶ崎館



「三郎様、何か大事な話でしょうか?」


俺の部屋に入って来た信房は、俺の手に持っていた紙に気づき問い掛けてくる。


「うん、率直に聞くけどそろそろ内山城攻めがあるの?」


俺は手に持っていた地図を信房に渡す。

すると信房は地図を見たとたん驚きこちらの心を探るように見てくる。


「三郎様何故これを、これは内山城周辺の…。このような物どうやって手に入れたのでしょうか?」


文字は一文字もないがこれが何処の地形を描いたのかを理解するととは、流石武田四天王だけの事はある。


「えっと…忍びからだよ」


「忍びですか?いつそのような者雇ったのですか?私や御屋形様に相談もなしに雇っては余りにも危険です」


それは十分に分かってる、敵国の間者だったりしたら俺の命もあぶない。というか忍びを雇ったというのは嘘だ。自分で地図を描きましたといったら父上からも危険視されてしまう。


「ごめんなさい…。でも悪い人ではないから…」


涙目になりながら落ち込むように言う。


「いえ、私も言い過ぎました。それはそれとして三郎様これをどう使うつもりですか」



「信房から父上に次の戦僕を総大将に取り次いでくれないかな?次の戦には役立ちたいんだ」


俺は自信があるように笑顔で言い放つ。


信房は難しい顔をして唸りながら顎に手を当て考える。2分くらいたっただろうか、ようやく答えをみつけたのか、


「分かりました。私の方から御屋形様にお伝えしときます」


何か納得したような顔で信房は部屋の外に出た。



■甲斐国 山梨郡 躑躅ヶ崎館

馬場信房


信房は三郎が持っていた地図と言葉に内心驚いていた。


(三郎様がまさか内山城の縄張り図を作っていたとは…それと同時に御屋形様に総大将になりたいと伝えてくれという。まだ3つだと言うのにな…)


信房は信玄が入る部屋へと急ぐ。



(果たして御屋形様がどうお答えするかだな…)


信房は少しだけ三郎が総大将になるのではないかと思うのであった。


■甲斐国 山梨郡 躑躅ヶ崎館

武田晴信私室


「御屋形様、宜しいでしょうか?」


「信房か、どう致したのだ?」


「三郎様が御屋形様に内山城攻めの話があると申しております」


「三郎が内山城攻めのことを?」


晴信はまだ4つになる三郎が戦に興味があることを内心では嬉しく思いつつも不思議そうに信房を見る。


「この図面を三郎様が、それと次の内山城攻めは総大将にして欲しいと…」


信房は内山城の縄張り図とその周辺の地図を晴信に渡す。


「これは‼︎……信房、これは三郎が作ったのか?」


「はい、忍びを使ったと申しておりました」


「そうか…ふむ、確かに忍びを使えば三郎でも作れるか」


晴信は感心したように図面を見つめる。


「此度の戦の総大将は三郎で決まりじゃ。信房、お主は三郎と共に内山城を攻略致せ!それと皆の者を集めよ!」


晴信はその場から立ち上がり宣言した。


「ははっ!」


信房はやはりと思いながらも晴信に頭を下げ部屋から出て行った。

この内山城攻めが三郎にとっての初陣となりしかも総大将として出陣すると言うのが決まった瞬間だった。

作者・宜しければユーザー登録もお願いします。


信房・してくれる人はいないかと…(笑)


作者・えっ⁉︎ 信房さん酷くないですか⁉︎


信房・こんな作者ですがどうか私からも宜しくお願い

します。次回も出来るだけ早く書きますのでこ

ちらも宜しくお願いします。


作者・俺がする予定だった予告を取られた!

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