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純潔ロリ魔王と変態勇者のキモかわ同居生活 ~俺の異世界は処女の匂いがする~

作者: 虹村玲
掲載日:2026/02/02

この世で一番美しい女性のプロポーションって、何だと思う? 峰不二子みたいな完璧ボディー――身長167cm、バスト99.9、ウエスト55.5、ヒップ88.8――あれは確かに魅力的だよな。 


スラリとした脚線美に、くびれたウエストが強調するボリュームたっぷりのバストとヒップ。


まるで芸術品みたいな曲線美が、男の視線を釘付けにする。俺はそんな理想像を思い浮かべながら、異世界に勇者として召喚されてからも、毎日毎日悩みまくってるんだ。


だって、この異世界、ファンタジー要素満載で、現実の物理法則がぶっ飛んでるからさ。普通の人間じゃありえないプロポーションの女の子がウヨウヨいるんだよ。


例えば、まず衝撃だったのが「ロリ巨乳」の存在。幼い体型なのに、胸だけがドーンと大人サイズ。まるで子供の体に大人のパーツを無理やりくっつけたみたいなアンバランスさ。


ロリータの本来の良さ――あの無垢で守りたくなるような小ささ、儚さ、純粋な可愛らしさ――を、巨乳がぶち壊してるんじゃないか?  ああ、確かにそうかもな。ロリの魅力は、華奢で繊細なシルエットにあるのに、胸がデカすぎると全体のバランスが崩れて、なんかコミカルになっちゃう。


でもよ、そのアンバランスさが織りなすアンビバレンスな美しさよ! 幼さと成熟のギャップが、俺の心を掴んで離さないんだ。


見てるだけで、ドキドキとムズムズが混ざった変な興奮が湧いてくる。


異世界に来てから、街を歩くたびにそんな子たちを見ては、内心で「これは芸術か? それとも呪いか?」って自問自答してるよ。


もちろん、世の中にはいろんなプロポーションがあるのは、みんな重々承知だろ。好みは人それぞれさ。スレンダー好きもいれば、グラマラス好きもいる。筋肉質の戦士系美女が好きな奴だっているかもな。


でも、俺の一番は決まってるんだ。純潔であるロリータこそが、世の中で一番美しい! まだ何も知らないような無垢な表情、華奢な体つきに秘められた可能性の塊。あのピュアさが、どんな完璧ボディーよりも輝いてるんだよ。異世界で勇者やってる俺だけど、結局そんなシンプルな美しさに惹かれるんだなあ。


*****

第一章


舞台は変わって、雄大にそびえ立つ魔王城の最奥部。私、魔王パルメットは、死を覚悟していた。数々の罠を潜り抜け、勇者たちがもうすぐこの部屋に来るって、部下から報告が入ったんだ。


お飾りの魔王である私に、戦闘能力なんて皆無。精々できるのは、死に際に言うカッコいい言葉を考えるくらいだよ。最初の下りはもう決めてある。勇者が重たい扉を開けると、そこには優雅に佇む私。


私は両手でスカートの裾を軽く持ち上げて、クールに発言する。


「ようこそ、愚かなる勇者よ。この魔王パルメットが、お前たちを迎え撃つ!」


みたいな感じ。うんうん、何度も鏡の前で練習したし、大丈夫。私、頑張るわ。実際、魔王城の鏡の前でポーズ取っては、部下に「どう? カッコいい?」って聞いて、みんなが苦笑いしてるのを無視してたんだよね。魔王なのに、こんなに平和ボケしてる自分に、ちょっと自己嫌悪。


そんな予行演習を頭の中で何度も繰り返していると、ゆっくりと扉が開く音が部屋に鳴り響く。ギィィィ……って、まるでホラー映画みたいな音。来たわね、勇者たち。心臓がドキドキ高鳴る。深呼吸して、優雅に佇むポーズを取る。さあ、ショータイム!


勇者の姿が見えた……その瞬間だった。勇者は予想もせぬ展開で、ダッシュで駆け寄ってきた。一瞬で間合いを詰められる。ああ、これ死んだわ、私。せっかく練習した演技も水の泡。おいおい勇者、空気を読めよ! せめてセリフ言わせてくれよ! って心の中で叫びながら、死を覚悟して目を瞑った。瞼の裏で、人生の走馬灯が回る。


魔王になった経緯、部下たちとの日常、未練は……あんまりないけど、せめてカッコよく散りたかったなあ。


「これはこれは……うん、処女の匂いだ」


あれ? 勇者の声が、私のスカートの下から聞こえる。どういうこと? えっ、何が起こってるの? 目を開けると、勇者が私のスカートに顔を突っ込んでる!? 嗅いでる!? 変態!?


「失礼、少し舐めてみても宜しいでしょうか?」


勇者の場違いな発言に、思わずパニック。頭真っ白。

「――言い訳……ないでしょ!!」って叫びながら、渾身の力で勇者を蹴り飛ばした。ドン! って音が響いて、勇者が転がる。


スカートを直しながら、息を荒げてる私。魔王なのに、こんな辱め受けるとか、史上最低の魔王だわ。部下たちが見てたら、絶対クビだよ。いや、魔王はクビにならないけどさ。


勇者は蹴られて顔を擦りながら、何故か私の横に立ち上がって、後から部屋に入ってきた勇者の仲間に宣言した。

「これより私は人類の敵となります! つまりは貴方たちの敵です」

 って。え? 急展開すぎ! 私は紅に染まった長髪で顔を隠しながら、髪の隙間からチラチラと様子を窺う。


顔が熱い。羞恥で死にそう。私と同様に、勇者の仲間である6人もポカーンとしてる。どうやらあちらも状況を把握できてないようだ。


部屋に変な沈黙が流れる。勇者はそんな雰囲気の中、話を続ける。


「僕は常々考えることがあった。僕が一番強いはずなのに、パーティーの中でモテない。それどころか、僕は除け者にして、毎日毎日6人で乱交する。いくら妄想大好きの僕でも限度ってものがあります」


本当に心の叫びだな、私は少し同情する。まあ変態行為を許すわけではないけど……。仲間たちの顔が引きつってる。きっと日常的にそんなことやってたんだろうな。異世界パーティーって、意外とドロドロしてるのね。


そんな勇者の話を聞いて、勇者の仲間の一人が愉快そうに語りかける。


「なんだそんなことに悩んでいたのか。混ざりたいならいえよな。そうすれば混ざらしてやったぞ」


名前はヤーマンらしい。典型的なチャラ男顔。対して、胸下を強調するドレスをきた女性が即座に男の発言を否定する。


「――もうやめてよ! ヤーマン。そんな見るからにも祖チン野郎、いや大きくてもそんな冴えない男を相手にするわけがないじゃない」


アルスナって名前か。顔で人を判断してる典型的なビッチ系。全くこの女は顔で人を判断しているのだろうか。


「アルスナ、ヤリマンなんてこちらからお断りです。どんな病気を持っているか分ったものではないです」


勇者が反撃。


「はあ! 童貞のくせに」


「何か言いましたか」


「童貞と言ったのよ。女もろくに抱いたこともないがないくせに」


馬鹿にするアルスナ。何故か私の方にもみて、クスリと微笑む。私の幼児体型をみて、馬鹿にしているのね。いやな女だわ。ムカつく!


「別に良いじゃない」


あ、つい勇者の擁護を……。口が滑った。


「そう別に良いことです。僕の主はよく分っていらっしゃる」


勇者は私の呟きを拾いあげる……あれ、何、主って。急に忠誠心? 変なの。


「本当に俺達と戦うつもりなのか」


「……ああそのつもりだ」


私が魔王なのに……どうして私抜きで話が進んでるの。みんな、私のこと忘れてない? 魔王城の主なのに、蚊帳の外感ハンパないわ。


二章


「おまえ幼女趣味が合ったのか! だから急にこんなことを言い出したのか」


仲間の一人が勇者を指差す。


「お前達を裏切るのは決めていたことです」


だが、と一呼吸おき


「幼女が好きかと聞かれれば、もちろん、YESです。まだ成長していない体型をベースに、慎ましく自己主張なく、美しさと可愛さを両立させる幼いおっぱい。その容姿が甘美な刺激となって僕を誘惑する。きっとこの幼さ、まだ男を知らないに決まっている!」


勇者の熱のこもった語りに、勇者の仲間達は後退る。もちろん私も若干引いている。熱弁しすぎ! 目がキラキラしてるよ、この男。ロリコン全開じゃん。部屋の空気が凍りつく。


仲間たちは「キモい」「変態」「マジで?」って顔してる。私も内心「この勇者、召喚ミスじゃね?」って思う。異世界の勇者って、もっと正義漢でカッコいいイメージだったのに。


もしやこの男。私の容姿をみて年齢も幼いと勘違いをしているのでは? この誤解は説いた方がいいわよね。だって、私の体型はロリっぽいけど、中身は大人なんだから。


「あの……何か勘違いをしてないかしら。私はこれでも25歳なんだけど……」


丁寧に訂正。それを聞き、勇者は絶望したのだろう。急に床にうずくまった。彼は壊れた機械のように同じ言葉を繰り返している。


「25歳……25歳……ロリじゃない……ロリじゃない……」


ブツブツ呟いてる姿が、なんか哀れ。仲間たちは「ほらみたことか」って感じでニヤニヤ。


これを見て、勝ち誇るようにアルスナが笑い声を上げる。


「ねえねえ、聞いたかしら? 彼女は25歳ですって。私と年齢が変わらないわよ。きっとこの女も夜な夜なやりまくってるわよ。女の魅力が足りないから、部下に命令して相手をさせているかもしれないけど」


この女は人を見下さないと気が済まないのだろうか。私のロリ体型をバカにし、経験豊富ぶってマウント取ってくる。ムカムカするわ!


魔王の威厳が試されてる。部下に命令? そんなことしたことないわよ! 魔王城の部下たちはみんな忠実だけど、恋愛対象じゃないし。というか、私、魔王になってからデートすらしてないんだから。


私が口を開こうとする前に、勇者が高らかに声を上げる。


「黙れ、阿婆擦れ!」


腰の携えた剣を抜き立ち上がった勇者。純粋、無垢、そんな清らかな瞳をしている姿がそこにはあった。なんか急にカッコよく見える……けど、状況が変態すぎて台無し。


「さあ、主様。この阿婆擦れに教えてあげて下さい」


って。何を?


「今まで男性との経験はないと」


――なんでそんなことを言わないといけないのよ! プライベート晒せってか? 魔王の秘密を! さあさあと剣をこちらに向けて、答えを急かす。何この羞恥プレイ。


これ最先端の魔王と勇者の戦いなのかしら。いや剣がこわいって。脅しだと訴えたい。


アルスナは「ふん、言えるもんなら言ってみなさいよ」ってニヤニヤしている。仲間たちはポップコーンでも食いながら見物モード。


「ないです」


私の声にならないぐらいの呟きが、一瞬の静寂を呼ぶ。次の瞬間、勇者は勝ち誇るように、握りこぶしを天にかかげる。


「やった! 処女確定!」


大興奮の勇者。


待って、そんな喜び方おかしいよ。


「つまり貴方は処女ですよね」


これメンタルを壊しに来ているわ。ブラブラと興奮がちに剣を振る勇者。だから怖いって。もうやだ。


「処女です」


絞り出すような声で呟いた。


「聞こえませんよ。堂々と宣言してやるのです。あのビッチたちに!」


「……」


「さあ」


「…………」


「さあさあさあ」


分った、分りましたから。言えば良いんでしょう。アルスナの嘲笑う視線が刺さる。仲間たちは


「マジで?」「おもしろくなってきた」って囁き合ってる。部屋の空気が張り詰めて、まるでコメディショー。


「私は……」


羞恥心でぼーとするわ。頭が上手く回らない。顔が熱い、耳まで赤いはず。


「私は男性とお付き合いしたことはありません。だから処女なんです!!」


私の声が部屋に飽和するように鳴り響く。エコーまでかかって、余計に恥ずかしい。勇者の勢いは止まらない。


「はい、魔王様少女宣言いただきました!」


拍手までしそう。アルスナの顔が引きつる。

「うそでしょ……」


勇者の仲間たちは「マジかよ」「処女魔王?」「レアだな」ってざわつく。私、穴があったら入りたい。魔王なのに、こんな羞恥プレイで敗北感。


「男性経験がない。女性経験のない私と同類ですね。もはや仲間以上の絆があるといってもいい」


いやよ、そんな絆。勇者の目が輝きすぎ。


「おい、お前達!」


勇者は仲間達を見据えて、言葉を投げる。


「ここにおわす御方をどなたと心得る。こちらにおわす御方は、恐れ多くも、現、魔王…………」


おい名前も知らんのかい! そう突っ込みを入れたいのを我慢し、もうここまできたなら勇者の好きにやってもらうことにした。考えることの放棄である。軽くパルメットと勇者に伝える。


「そう清らかな膜をお持ちなパルメット様にであらせられるぞ。ヤリチンヤリマンども! 頭が高い! ひかえおろ~~~~!」


そう勇者は叫ぶ。こんなの誰も……あれ、一人だけ跪いているわ。勇者と言い合っていたアルスナである。


「おいアルスナ何をやってるんだ」ヤーマンに問いかけられ、慌てて立ち上がる。だって勢いで、と呟いている。勇者はもの凄く満足気に頷いている。アルスナの顔が赤くて、なんか可愛い……いや、敵だけど。


第三章


「おい、茶番は終わりにしようか。で俺達の敵になるってことでいいのか」


ヤーマンは怖々と発言する。状況がカオスすぎて、みんな疲れてきたみたい。勇者は私の方を見ながら


「ああ僕は魔王の見方をする。お前達の敵だ」


普通なら少しはときめくのに、この勇者、私が羞恥心で赤く染まるのをみて興奮しているわ。ニヤニヤ顔がキモい! 目が血走ってるよ。


変態オーラ全開。


この勇者がマジでキモい!


でも、なんか笑える。魔王城でこんなコメディ展開になるとは思わなかったわ。勇者はさらに続ける。


「お前らみたいなヤリチンどもに、純潔の美しさがわかるか! パルメット様のロリ体型こそ、究極の芸術だ! あの華奢なライン、控えめな胸の膨らみ、すべてが完璧!」


褒められてる? 侮辱されてる?


複雑。仲間たちは「ロリコン確定」「マジでヤバい」「逃げようぜ」って後ずさり。


アルスナが反撃。


「ふん、処女だからって偉いわけ? 経験ないってことは、魅力ない証拠よ。きっと誰も相手にしないだけ!」


ムカつく! 私、魔王として反論。


「そんなことないわ! 私は純潔を誇りにしてるの。あなたみたいに、毎日パーティーで乱れまくるより、よっぽど清らかよ!」


勇者「そうだ! 主様、カッコいい!」って。主ってまだ言うか。ヤーマン「まあまあ、落ち着けよ。で、本当に戦うの?」勇者「戦うさ! パルメット様を守るために!」って。守る? 私、魔王なのに守られる側? 逆じゃん。


突然、勇者が剣を振り上げて突進。仲間たちと本気のバトル開始! でも、コミカルに。ヤーマンが魔法撃つけど、勇者が「純潔パワー!」って叫んで回避。


アルスナの攻撃は「ビッチビーム!」って勇者が命名して笑う。


私、傍観者だけど、つい笑っちゃう。部屋中がドタバタ。家具壊れまくり。


勇者「俺が守る!」


結局、仲間たちは「もう面倒くせえ」「変態と関わりたくねえ」って撤退。


アルスナ最後に

「処女なんて、いつか後悔するわよ!」


捨て台詞。


部屋に残った私と勇者。勇者


「主様、これからよろしく!」って跪く。私「主ってやめて。で、あなたの名前は?」


「俺はロリコン勇者……じゃなくて、名前はエロス!」


エロス? ぴったりじゃん。


「まあ、今日はありがとう……かな?」


意外と助かったかも。魔王城に新しい仲間?


変態だけど、面白い奴かも。


異世界の冒険は、まだ始まったばかりだわ。純潔ロリ魔王と変態勇者のコンビで、世界征服……じゃなくて、平和を目指す?


いや、征服かな。ふふ、楽しみ。

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