表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/41

Ep.38 目指せ、究極のアイドル!

すみません! 予約投稿できてませんでした!


「離席。トリア姉様に当機の決意を伝えたい、と。ヒナミ様には別室に移動してもらいました。それで、ハチ――――まだ見えますか?」


あー、うん。ミニトリアさん?が枕を椅子にして、オクトーをにこにこ顔で見てる。()()、オクトーは見えてないのか?


「…………不可視。当機には見えません」


マジか……。

ちょっと色々確認したいから代わってもらっていいか?

<アイハブコントロール>


「了承。<You Have Control>」



 ◐【(オクト―) → (ハチ)



「どうも、こんにちはー(手をひらひら)」


(ひらひら)


「あなたは、トリアさん?」


(?――――!? こくこく)


「めっちゃ頷いてる。意志疎通はオッケー。じゃあ、話せる?」


(ふるふる)


「話すことはできない、っと。じゃあー……質問に〇×で答えれる?」


(マル!)


「ジェスチャー超かわいい――――じゃなくて、オクトー。なにかトリアさんって判別できる質問はあるか?」



…………三つ。

一つ目。武器は火力こそ正義。

二つ目。使うなら狙撃銃より、突撃銃。

三つ目。敵性存在に情けはかけるか。

――――これらを聞いてみてください。



「物騒な質問ばかり……。まあいいや、『武器は火力こそ正義』。〇か×か?」


(マル)


「『使うなら狙撃銃より、突撃銃』?」


(バツ)


「『敵に情けをかける』?」


(シュッ)


「首をかっ切るモーション……。この人、『あらあら、うふふ』のほわほわした笑顔の割に、けっこう怖いぞ」



確認。その答え方はトリア姉様そのものです。

にわかに信じがたいですが、ハチが見ているものはトリア姉様なのでしょう。

なぜ、ハチにだけ見えてるのか。その理由はわかりませんが……。


 

「信じてくれてなにより――――それで? この見えてるトリアさんって、なに? 俺と同じ魂の状態なのか?」



否定。アストラル体は不定形。トリア姉様の姿をしているはずがありません。

では、ハチの言っていた通り妖精化? いえ、それもありえません。()()()()するには魂の『格』が足りないはずです。でしたら、なぜ……。


もしかして――――思念エーテル体?



「エーテル体? それって、ダンジョンの中でオクトーが倒したゴブリンに言っていたことだよな」



肯定。思念エーテル体は『根源なる魂』から離れた想念の塊。不可視にして不滅の情報生命と言われています。。器となる身体が壊れても、元となる『根源なる魂』が滅びない限り思念エーテル体も滅び……ない…………。まさか――――ッ。



「それって、トリアさんの魂はまだここにあるってことじゃないのか?」



<I Have Control>

至急。ヒナミ様にお伝えしなくてはいけません。



 ◐【(ハチ) → (オクト―)





≪しばらくして≫



「――――オクトー。()()()()やったんだ。冗談でした、じゃ済まねえぞ」


「魂力鑑定。当機の無茶な要望を聞いていただき、ありがとうございます」


「トリアから微弱な魂が感じ取れる――姉妹機のお前が言った事じゃなかったら、ブッ飛ばしていたところだ」



ヒナミちゃん、鑑定装置の中心にいるトリアさんをイライラそわそわしながら見ている。


そりゃあ、そうか。亡くなったと思っていた人がまだ()()かもしれない。

その可能性を聞いて心穏やかでいられるはずがないよな。


あ、鑑定終わったっぽい。

鑑定士の人が結果を伝えて――――駆け出した。


ヒナミちゃん、眠るトリアさんの手をとって泣いてる……。



「ぁあああああぁあああぁ……。トリア、トリアぁ……。お前、まだそこにいるんだな……? まだ、終わってなかったんだな……? よかった……よかったぁ……ッ」



……トリアさんのエーテル体。泣きじゃくるヒナミちゃんの頭を撫で出てる。

オクトー。俺たち邪魔だから外に出てようか。



「肯定――――ヒナミ様。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。当機はこれにておいとまさせていただきます。残る話は、後日に連絡いたします」


「ぐすっ(こくん)」



メイドさんはクールに去るぜ!





≪帰宅中の車内≫



「――――報告完了。当家とヴァンブレイク家を除いた、『究極の芸術(アルテアリス)』を所有する七大名家に今回のトリア姉様の件を伝えました。すぐに鑑定の準備にとりかかるそうです」


このままオクトーの姉妹が終わってないことが証明されれば万々歳。

これで、めでたしめでたし――――とはいかないのか?


「肯定。魂の在処が証明されても、それは儚きもの。いつ消えても不思議ではありません」


そういえば、神モドキも自然と消えていくものって言ってたな……。


「補足。現代の技術ではエーテル体との意思疎通は出来ず、壊れた身体を捨てて健全な器に()()()()()にも存在の強度が足らず、移植は不可能。このまま時が過ぎれば『完全な終わり』を迎えてしまいます」


そんな嫌な結末は受け入れられないな。

じゃあ、やるべきことは決まってる。


「同意。目的が増えました」


俺たちは生きるために『究極』を目指し――――



「至高。救う為に、姉妹たちにも『究極』に至ってもらいます」



おう! 目指せ究極の偶像アイドルグループだ!




次の投稿は1/9予定です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ