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学校での嘘

『人との繫り、思いやりなどが大切なんです』

そんなこと思ってもないくせに。唐突に言われたその言葉にほとんど反射的に心の中でつぶやいた。

それでもその言葉が頭に残っていた。校長の話が長いと感じるのは中学2年生になっても同じらしい。ただ今日はさらに長く感じる。思ってもないのに軽々しく人の繋がりや思いやりなどを口にしないでほしい。

先生も友達もみんなバカだ。正直が大切だの素直が1番だの心にも思っていないことを言う。そう思ってるなら行動で示せよ。そういう嘘つきで世の中は埋め尽くされている。

いや、例外もいたか、、、

『翼〜来週遊ぼう‼️』

校長の話しが終わって教室に戻ってからいつもの人から話しかけられた。

『ちょっとののか、大声で呼ばないでっていつも言ってるじゃん。変な目で見られるんだって!』

『別に良いじゃん! 人との繋がりが大切だって校長先生も言ってたよ!』

はあ、またその話しか。どうせ人間なんて職場でも学校でもいたるところで心にも思ってないのに「ありがとうございます」って言って学校では心にも思ってないのにいじめをなくすだとかをスローガンにかかげてくる。人間なんてそんな物でしょう。ただののかの言葉は引っかかった

『ねえ、ちょっと思ったんだけど最近少し疲れてる?』

あたりまえだろ。どうせ本気で思ってないのになぜそう言うふうにつっかかってくるかなあ。

でも俺は嘘をついた

『そんなことないよ』

『そんなことあるよ!無理しないでね!』

いつもみたいにつっかかってくる。

ただ悪いきは不思議としない

そんなことを考えながら見上げた秋の空はいつもより広く感じた。

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