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悲しみ話で売る商人

作者: 猫乃つづり

「今日も不安だ」と、大衆に訴える人間がごまんといた。

確かに、それは見ている私にも当てはまっていた。

表広場にはいつものように、聴衆たち、謂わば、

ファンという人間が立ち並んでは、

その様子をその様を人間達が見ていた。

それに対して、私は何も言えなかった。

「札を剥がすか」

その前にも後ろにも進まない様子にイラついていた。

そのイラつきを過去の私が与えていたように思えて、

そうなると、過去の付き合ってきた人間たちの無表情であるという理由に気づき始める。

早く書けば善いでもないし、字が多くても善いでもない、

ましてや、生きることのために、条約なるもの、人の定めた理不尽、自分の過ちを背負っても善いし、背負わなくても善い、

私の場合はそのような過ちを背負って

生きた方が善いように思えて、

日々、後悔と葛藤を抱えては、

不安を吐露する弁舌家の元を去る決心を、

開始しようとしているのだった。

生きてるから

書く

投稿して

ある人は

生きてるんだって、

伝わる

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