第94話【ドラゴンゾンビとの死闘】
TIPS【流石にドラゴンよりも強い人間だと言えば嘘だと分かるので
マッフィン・トップはドラゴンの扱いには慎重を期している】
”「私をガードしろ!!」
その言葉に呼応して爪が暗闇から飛び出して来た!!
私の攻撃は爪にガードされた!!
「こ、この爪は!!」
私は爪の持ち主を見て驚いた。
「ドラゴン・・・ゾンビ!!」
ゾンビの中でも最強と言われるドラゴンのゾンビが私の前に姿を現したのだった。
「馬鹿な、これ程の実力を持ちながら何故破魔の刃に味方するのだ!?」
私は絶叫した、ドラゴンゾンビを使役する程の実力者ならばもっと他に善い道が有った筈だ。
「決まっている!!魔王を倒す為だ!!」
破魔の刃のメンバーは魔王を倒す為に力を振う、その為の犠牲には目もくれない
何故魔王を倒したいのか、魔王を倒して世界を平和に導く為?
否、魔王が居ると仮定しても揉め事は有るが現代は平和な世である。
魔王を倒したがっている理由、それは・・・
「魔王を倒し、私は英雄となるのだ!!」
自分は正しい事をしている、故に何をしても良い。
そういう考えから力を思う存分振るう、私は勝手ながらこの考えを
【善意の危険性】と呼んでいる。
どんなに良い考えを持っていたとしても仮定が間違いならば
+×-が-になる様に間違った結果になるのは目に見えているからだ。
「狂っている・・・」
「我々の行いを認めない世間が狂っているのだ!!
ドラゴンゾンビ!!その男を攻撃しろ!!」
ドラゴンゾンビが爪で攻撃してくる。
緩慢な攻撃で避け易かったが破壊力は凄まじかった。
掠っても重傷は必至、直撃すれば命は無いだろう。
「外したか・・・再度攻撃しろ!!」
再度攻撃するドラゴンゾンビ、攻撃は再び回避して
擦れ違いざまにドラゴンゾンビに攻撃をする、だが死んで腐っているとは言え
正に腐ってもドラゴン、私の攻撃は意に介さなかった。
「くっ・・・」
今までどんな悪漢や魔物を退けた私の棒術が通用しないと分かり歯軋りをする。
「ははは!!どうだ!!私のドラゴンゾンビはっ!!」
私は石を棒で弾き飛ばしボールドヒンに攻撃を銜えようとした。
「私をガードしろ!!」
ドラゴンゾンビの爪が石を弾く。
「なるほどな・・・」
攻守に置いて圧倒的に強いドラゴンゾンビだが
付け居る隙が無い訳でも無い。
まずドラゴンゾンビはゾンビ故に単純な行動しか取れない。
ボールドヒンの命令が無ければ動く事すら出来ないのだろう。
ならば命令を出すボールドヒンを何とかすれば良い。
ドラゴンゾンビのガードを何とかして突破すると言う問題点が有るが
相手が人間ならば付け居る隙は充分にある。”
TIPS【相手の隙を付くと言うのはマッフィン・トップの記述には良く有る】




