第87話【洞窟の攻防】
TIPS【相手がゾンビとは言えいきなり火をかけるのは非常識である】
洞窟の中は如何やら下って行く様な作りだった。
トップは鞄から油を取り出し洞窟に流し込み火を付けた。
当然洞窟の内部は火に包まれる、ゾンビの呻き声が聞こえる。
離れて様子を見るハックとトップ。
「流石に人の形をした物を殴りたくないですからね」
「これはちょっと余りにも無体な・・・」
「そんな事は・・・?」
洞窟の内部から水蒸気が噴き出した、そして洞窟の火が消えたのだ。
「・・・如何やら知恵を付けた魔法使いが中に居る様だな」
「如何します?」
「洞窟を崩してしまいますか・・・」
「御無体な・・・」
「流石に魔法使いが居る所に突っ込むのは危険ですしね、仕方ないです」
そういうとトップは洞窟の入口に何か色々仕掛けていった。
「何を仕掛けたんですか」
「黒色火薬です」
そう言うと火薬に火を付けて爆破し
ガラガラと瓦礫で洞窟の入口を塞いでしまうトップ。
「魔法使いが何かするまで待ちますよ」
「はい」
暫くすると瓦礫からどんどん、と音がし始めやがてドン!!と
瓦礫が洞窟の入口から吹っ飛んで行った。
「何しやがんだ!!テメェ!!」
洞窟からガラの悪い魔法使いの恰好をした男が現れた。
「いやこっちの台詞だよ
君がゾンビを操っているせいで村に迷惑がかかっているんだ、至急止めて貰いたい」
「迷惑だぁ!?俺達の崇高の目的の為に少々の犠牲に構ってられるか!!」
「崇高な目的って・・・ただの迷惑行為なので止めてくれよ
ゾンビ使って村に嫌がらせとか何がしたいんだ」
「やかましい!!出でよゾンビ共!!」
魔法使いの周りにゾンビが数体現れる。
「奴らを倒してしまえ!!」
「うあー・・・」
ゾンビがのろのろと前に進む、ハックとトップがそれぞれ剣と棒で戦い
ゾンビ達を蹴散らす。
「馬鹿な・・・こんなあっさりと・・・」
「馬鹿はお前だよ、ゾンビで大人の男二人を倒せると思っていたのか」
「・・・如何やらお前達は尋常じゃない強さを持っているらしいな、名を聞こうか」
「神州進撃会のハック!!」
「教えてあげません」
名乗りを拒否するトップ。
「・・・・・ふっハックか」
「私はスルーか」
「良いだろうハック!!俺のとっておきを見せてやろう」
そう言い放つと空に向かって何かを投げる魔法使い。
「何だ?」
「出でよドラゴンゾンビ!!」
「な、何だと!?」
TIPS【この世界にも火薬は有る】




