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七男ハックの七難八苦【のほほん冒険譚】  作者: Mr.後困る
第1章【冒険譚の始まり】
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第8話【でぶ妖精を探せ!!(後編)】

TIPS【この世界ではリンゴは全て熟したら落ちる】

まずは耳を澄ませる


何も聞こえない、そもそもでぶ妖精はぐーたらなのであまり動かないのだ

よって物音もあまり立てない


続いて鼻で周囲を確認する・・・果実の甘い香りがする


「・・・でぶ妖精が居るかもしれない」


そう思ってハックは香の方へ向かって行った


「おっ、リンゴだ」


大量のリンゴが落ちていた

籠の中のでぶ妖精達が騒ぎだしたので何個か籠に入れてやる

おいしー、ありがとーと声が聞こえる


「・・・目的違うじゃん」


リンゴは手に入ったが、でぶ妖精は手に入らず

リンゴを食べながら、周囲を観察した


「・・・む」


草が生えているというよりは乗っかっているという所を見つけた

さっきのでぶ妖精の話によると草を巣の上に被せているでぶ妖精も居るらしい

草を掃うと中にはでぶ妖精が居る穴を見つけた

握り拳位の大きさだが何匹か固まっていた


「見っけ」

「にょおおお・・・」


でぶ妖精を次々と籠に入れる

にょ、にょと鳴き声がするのでリンゴを与えて黙らせる


「ありがとう、優しいオッサン」

「オッサンってまだ二十にもなってないが・・・」


更に周囲を観察したが、怪しい所はもう見つからない様だ

最後に感覚を研ぎ澄ませでぶ妖精の気配を探る


でぶ妖精の気配を感じ足を踏み出す、しかし運悪く石に躓いてしまった


「にょおおおおお!!!」


籠からでぶ妖精が零れる


「あああああ!!でぶ妖精があああ!!」

「だいじょーぶ?」

「へーきー」

「オッサン無事か?」


口口に心配し合いながらも逃げ出そうとはしなかったでぶ妖精達

恐らく食べ物をくれたので良い人だと認識された様だ


「一時はどうなる事かと思ったが何とかなったな

・・・時間も時間だし帰るか」


まだ日は高いが帰る時間も考えると帰り支度を始めた方が良いと判断し

山を下りるハック、帰る途中にポートに出会った

ポートの籠には80cm位の大きいでぶ妖精が何匹か入っていた


「でかっ!?え、何そのでぶ妖精」

「今日は大物が取れた、天然物でここまでのでぶ妖精は中々取れない

恐らく賢さと勤勉さを兼ね備えて食っちゃ寝していたんだろう」


どやぁああとでぶ妖精が誇らしげにしている


「何かムカつくな・・・ん?」


何かが落ちて来た感触がした、体を調べても特に何も無かった


「気のせいか」


ハックとポートは共にギルドに帰った


「あ、そーだ、今日沢山リンゴが落ちていたんだけど一個食べる?」

「それ、私が仕掛けた罠」

「え・・・そうだったの?」

「別に良いよ、大物が取れたし、アンタはー・・・」


ポートがハックの籠を覗く


「小さいのが多いけど中々取れたじゃない初めてにしては上出来じゃん」

「それ程でもないよ・・・そういえばでぶ妖精を集めて如何するつもりなんだ?」

「帰ったら分かるよ」

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