第73話【孤児院と学院、時々おでぶ】
TIPS【子供達の中ではでぶ妖精は大人気!!】
孤児院にやって来たハックとでぶ妖精。
でぶ妖精がやってくるなり孤児達がでぶ妖精に群がる。
「わぁーでぶ妖精だー」
「むにむにしてるー」
「かわいいー」
「にょおおおおお・・・・・引っ張らないでー」
孤児達と遊んでもみくちゃにされるでぶ妖精を後目に孤児院の院長と話すハック。
「急にすみません」
「いえいえ、子供達もでぶ妖精が来て喜んでますし構いませんよ」
「ありがとうございます、それで院長さん、ローブさんについて何か知っていますか?」
「ローブ君ですか・・・彼はとても優しい子でしてね、良く皆を気遣っていて・・・
貴族のリンさんとも仲が良かったと思います」
「なるほど、最近の様子とかって如何でしたか?」
「最近は・・・一度だけ来ましたね」
「一度だけ?」
「えぇ、何でも『楽園に行く』とか言ってました」
「楽園?」
「私も詳しくは聞かなかったのですが・・・」
「ふむ・・・」
特に情報も無く孤児院を後にするハックとでぶ妖精。
「やせちゃったにょー・・・」
朝方の半分ほどの大きさになったでぶ妖精。
如何やら孤児達と遊んで大分カロリーを消費した様だ。
「良い運動になっただろ」
でぶ妖精を撫でるハック。
「にょー・・・」
その後、学院に向かうハック。
学院ではリンとローブが仲の良い事が分かった以外に情報が無かった。
「さて如何するかね・・・」
「もきゅもきゅ」
昼食に買った学食のホットドッグを食べながら思案するハックとでぶ妖精。
「このホットドッグ、もっとマスタードが欲しいにょ」
「贅沢言わない・・・でもこれから如何しようか
夕方までまだまだ時間有るって言うのに・・・」
「だがしかしこの名将おでぶちゃんに策有りけり」
「ほう、その策とは?」
「病院に行ってみるにょ、もしかしたらローブが入院しているかもしれないにょ!!」
「うーん無いとは思うけどなぁ・・・」
「無かったら昨日のおじーちゃんが行っていたせむし男の事を聞いてみるにょ!!
病院だからせむし男について何か知っているかもしれないにょ!!」
「確かに・・・それは有りかもしれないな」
残ったホットドッグを全て口の中に入れるハック。
「んぐ・・・じゃあ行こうか」
「にょ!!」
もきゅもきゅとホットドッグを食べ進めるでぶ妖精。
TIPS【でぶ妖精の人気はカピパラと比肩する】




