第61話【貴族からの依頼】
TIPS【キューの淹れたお茶は旨い】
クハルはギルドまで辿り着いた
既にギルドにはキューとハックが居た
ハックが起きる前にギルドを出た筈なのに追い抜かれるとは
とクハルは内心悔しがった
「おはようございます、クハルさん」
「あぁおはようさん、ちょっと座らせて貰うよ」
どっかりとギルドのソファーに座るクハル
「それで今日は何か良い仕事は有るのかい?」
「でぶ妖精探しに牧場のカピパラ番と後人探しですかね」
「人探し?」
「貴族の御令嬢からの依頼です、報酬は期待出来るんじゃないんですか?」
「・・・はぁ、儂は斧術家だぞ?もっとこう・・・何か無いのか?」
「例えば?」
「何か・・・畑を荒らす大猪退治とか?」
「無いですねぇ・・・最近は猪用の罠とか有りますし」
「世知辛い世の中だなぁ・・・じゃあ人探しに行って来るわ」
「あ、じゃあ俺も行きます」
「ハックも来るのか?」
「結構大きい街での人探しだからもっと人数必要かもしれないですよ」
「ふむ・・・じゃあ後、何人か待つかの」
「そうしますか」
「じゃあお茶でも淹れて来るわ」
キューが淹れたお茶を飲むハックとクハル
「おでぶちゃんにはー?」
「はいはい、おでぶちゃんにはパンの切れ端をあげるわ」
「やったにょー」
もくもくとパンの切れ端を食べるでぶ妖精
「おはよー」
「おはよう」
キョクとキンが現れた
「おはようございます」
「おはようさんお二人共、ちょっと人探しに行くのに人手足りないから来ないか?」
「人探し?報酬は出るの?」
「貴族さんの依頼だから報酬も高いんじゃないか?」
「ふーん、良さそうね、キョクも良いかしら?」
「俺は別に構わないぞ?」
「じゃあ決まりね、馬車の手配をするから待ってて」
「「「「はーい」」」」
馬車の手配で外に出るキュー、そして待つ四人
「しかし何処の街に行くんだ?」
「えーっと場所は・・・鐘の街?ですって」
ハックが依頼の内容を読み上げる
「鐘の街?聞いた事無い街だなぁ」
「そもそもかねって金貨とかの金?」
「何だそりゃ成金か何かか?」
「儂は成金はあんまり好かんなぁ・・・」
「いやいや鐘はごーん!!ごーん!!って鳴る方の鐘だ」
「やかましいわ」
「分かり易いけどもねぇ」
「だが鐘も馬鹿にできねぇぞ?昔は鐘が鳴る音で時間を図っていたんだから」
「おぉ流石はお爺ちゃん」
「五月蠅いわ」
「妖精だし良いじゃないの」
「良い訳有るか」
TIPS【鐘の街には鐘が無い】




