第43話【スルメの料理】
TIPS【ベーコンはバターを使って焼くと旨い】
「そろそろここで休もうか」
日も傾いて来た頃にスルメはハックに言った
「そうは言っても、俺野営するとは思わなくて何も準備してないですよ」
「安心したまえ、その荷物は野営するのに必要な物が入っているし
食料も往復で二人分入っている」
「おでぶちゃんの分は?」
「少しくらいなら分けてあげるからそんな悲しそうな顔をするな」
「にょ~」
でぶ妖精をなでるスルメ
荷物を下ろしテキパキと野営の準備をするスルメ
「・・・手慣れてますね」
「まーね、色々フィールドワークは良く行っているからねぇー」
荷物から大きなベーコンを取り出し
火を起こしてスキレットで焼くスルメ
「美味しそうだにょ~」
「良いですねぇー」
「本来なら酒が有ると良いんだけどね、明日に差し支えるし」
「残念だにょ・・・」
「おでぶちゃんお酒飲めるの?」
「にょ!!」
「はいはい、ベーコン焼けたよー」
「いただくにょー」
「いただきまーす」
ベーコンをパンで挟んで頂く、アツアツのベーコンがパンに合って旨い
「おいしいにょー」
「このベーコン美味しいですね、何処の店のベーコンです?」
「にゃんと自家製」
「すごいにょー」
「褒めて褒めてー」
「燻製とか出来るって良いですよね」
「帰ったら教えてあげよーか?」
「良いんですか?ぜひお願いします」
帰ったらと言う死亡フラグの様に思えなくもない事を話してその日は就寝した
翌朝は軽いベーグルを食べた後に出発した
「所で貝の街にはどの位滞在するんですか?」
「一年前にインタビューをしたからそのインタビューの答えを貰ったら直ぐに発つ予定
とりあえず一日か二日って所かしらね」
「随分と速い予定ですね・・・」
「まぁあんまり長いしたい所じゃないしね三日歩き続けるから疲れるだろうけども
休息はあんまり取れない・・・あの街で普通の人はまず眠れないだろうし
いや、宿の客室は普通だったから大丈夫か?」
「???」
「あ、そうだ宿代だけどこれは別途計算しよう」
「・・・つまり?」
「自腹でお願いします」
「えー」
「道中迄のご飯を用意してあげてるんだからこれ位は良いでしょ」
「まぁ仕方ないですね」
それからしばらく歩き、休んで昼食を済ませて歩き暫くした頃に
「にょ?」
「如何したのおでぶちゃん?」
「なんか変な感じがするにょ・・・」
「感じて来た?」
「何がです?」
「貝の街に近付いて来たからね、ここからは野生動物も近寄らない・・・」
「そうなんですか?」
「そうなのよ・・・じゃあ気を引き締めていくわよ」
TIPS【でぶ妖精は人間よりも雰囲気に敏感】




