第42話【スルメの荷物】
TIPS【スルメはワーキャットだがワーキャットのクオーターである】
翌日、ハックが待ち合わせ場所で待っていると
大荷物を抱えた小柄な白衣を着たワーキャットの女性がやって来た
「にゃー、君が今回荷物持ちをしてくれる人か、助かるよー」
「貴女が学者のスルメさんですか?」
「うん、主に歴史を専攻しているよ、君は?」
「神州進撃会のハックと言います」
「でぶ妖精です」
ポーチから顔を出して挨拶をするでぶ妖精
「よしよし、煮干をあげよう」
「ウマー」
「何で煮干を持っているんですか・・・」
「食料の確保って奴だよ」
「その荷物食べ物なんですか?」
「まぁそうなるね、勿論書き物道具とかもあるけど」
「多過ぎません?」
「まぁ三日分の食料だからね量は多くなるよ」
「・・・三日分?街に行くのでは?」
「街に行くのに歩いて三日かかるんだよ」
事も無げにさらりと言うスルメ
「歩きですか?・・・馬車とか使った方が早くないですか?」
「すまないが貝の街に行くには馬車は使えないんだよ」
「険しい山道とか?」
「いやなだらかな平原を通って行くんだよ」
「・・・猛獣とかが出るんですか?」
「動物とかも出て来ないかな・・・盗賊も居ない」
「・・・じゃあ何で馬車が使えないんですか?」
「馬が怖がって近付かないから、かな?」
「???」
「まぁ歩きながら話そうか、はい、これ持って」
荷物をハックに渡してスルメとハックは貝の街への道を歩き始めた
「貝の街って言うのはね大昔に変わった魔法使いが住んでいて
その影響で街の皆から悪心が無くなったって街なのよ」
歩いている途中で貝の街について話を聞くハック
「へぇ・・・良い魔法使いなんですかね?」
「さぁ・・・でもまだその魔法使いは生きているから話を聞きに行ったのよ」
「それで?」
「長生きしているから物凄いのんびり屋になっちゃってて・・・」
「???」
「会話に一年のラグが発生してるのよ」
「それのんびりってレベルを超えてませんか!?」
「まぁ500年位生きていればその位のラグは出るかもねぇ・・・」
「えぇー・・・」
「特産品は特に無いからお土産に出来そうなのは無いわね」
「残念だにょー・・・」
「でぶちゃんには怖い場所かもしれないから大人しくなっちゃうかもしれないわね」
「にょ?」
「動物が居なかったり・・・危ない場所だったりします?」
「寧ろ安全過ぎる位安全な街よ、だからこそ気味悪いけども研究の為だから仕方ないわね」
「???」
イマイチピンと来ないハックであった
TIPS【スルメはワーキャットのクオーターであるが故ににゃの使用頻度が少ない】




