第24話【伝説の装備】
TIPS【この世界では魔王が昔、別の国に出たけど討伐された歴史がある】
コモンズに案内された先にはコモンズより年上
しかし若々しく見える男がとんてんかんと屋根の補修をしていた
「店長、神州進撃会の人達が来ましたー」
「おう」
作業の手を休めてこちらに歩み寄って来る店長
「どうも、この店の店長のカトラリーだ」
「神州進撃会のハックです」
「ポートです」
「カホルよ~」
「極衛門、キョクで良いです」
「トーホクです、記者もやってます」
「五人も来たのか、多いな・・・」
「荷物整理って聞いて来たんで人数は多い方が良いと思ったんですが・・・」
「あぁそうか・・・それはすまんな、じゃあ案内するよ」
カトラリーは店の更に奥へと皆を案内した
「まぁ色々と因果な事になってな」
「因果な事?」
「そうだ、大事に育てた娘がウェイターとくっついて妊娠したって言うのに」
「それはおめでとうございます」
「ハックとか言ったか?親からすれば嬉しいやら悲しいやらで手放しでは喜べないぞ」
「そうなんですか?」
「親になれば分かる、っとこれだ」
案内された先には兜、鎧、盾、足甲が置かれていた
その全てが何と言うかオーラを発していた、まるで伝説の武器だ、と言わんばかりに
「こ、これは!?」
「以前コモンズがヤンチャしてた頃の装備なんだが何故かここに飛んで来た」
「飛んで来た!?」
「何だか良く知らんが本来の持ち主以外が使おうとすると
持ち主の下に勝手に飛んで来るらしい」
「俺も伝説とばかり思っていたんですが・・・」
「ちょ、ちょっと待って下さい、これ如何考えても伝説クラスの装備なのでは!?」
トーホクの目の色が変わる
「コモンズは10年位前勇者やっててな」
「魔王倒したら解雇されて親切な怪しい魔法使いにここを斡旋して貰ったんですよ
装備は国の財産だとかで要らなかったけど没収された奴ですね」
ぽかーん、と言う擬音が出る位に呆気に取られるギルドの面々
「・・・・・・・で・・・その、何です、処分したい荷物と言うのは」
「無論、この装備ですよ、邪魔で邪魔で仕方が無い」
「邪魔って・・・普通に売れば良いじゃないですか」
「買い取って貰えないんですよ、何故か」
「そこでだ、君達にこの装備の買い手を探して来て貰いたい」
「買い手を探して来るって・・・えー、装備に愛着とかは」
「いや、無いけど?剣は便利だから手元に残すけども」
「・・・・・」
呆然とするギルドの面々
「つまり、正確な依頼内容は装備品を買い取ってくれる人を探す、と言う事ですか?」
「そうなるな、それから買う奴はこの町の住人にしてくれ、遠方まで行くの面倒だしな
なぁにこの街の飲食店には変わり者も多いしきっと直ぐに見つかるだろう」
「は、はぁ・・・」
TIPS【貴重品は大体買取拒否される】




