第21話【発明王ワケワカメ】
TIPS【この世界では蒸気機関等の
科学技術は存在しているが主流では無い】
寮への帰り道に路地裏で露天を見つけたハック
店主は白髪交じりの男でハックを見るとにやりと笑った
「何でこんな所に?」
「ククク、兄さん、アンタ運が良い、この路地裏の発明王ワケワカメ様の露店に出くわすとは・・・」
「路地裏の発明王?」
「私が作った発明品は訳有って堂々と販売出来ん」
「おっそろしいなぁ」
「大丈夫だ、ちゃんと使えば人体に影響は無い」
「ちゃんと使わないと危険って事でしょ?」
「この世の万物大体そうだろ?箪笥喰ったら大体死ぬだろ?」
「そうだけども・・・」
「買うか買わないかは貴方次第!!さぁ買った!!」
「具体的に何売っているの?」
「おしっ!!じゃあ紹介しよう」
ワケワカメが様々な機械やら薬品やらを紹介する
「何だかゴチャゴチャして良く分からんなぁ・・・」
「じゃあ兄さん、とっておきを紹介しよう!!」
「とっておき?」
「じゃーん!!めくらましー」
そう言って小さな玉を幾つか出した
「・・・煙幕みたいな物?」
「あれよりもっと良い感じな物だ
こっちは煙の代わりに薬品が反応して光を発する仕組みになっている
風が吹き荒れる屋外でも使えるだろう」
「便利だな、下さい」
「毎度、1個4Fだ」
「じゃあ5個」
「20Fだな、他にも色々機械とか買って行けば?
私の機械が帰る機会なんてそうそう無いぞ?」
「考えておきますよ」
ワケワカメから目晦ましを買った後、帰路に付いた
「ただいまー」
「お帰りー、遅かったな」
ヴェンデスが机に向かいながら言葉をかける
「いや、物売りの人が居まして話し込んじゃいました」
「物売りー?そんな奴居るのかよ」
「何でも路地裏の発明王だとか言ってましたね」
「噂は聞いた事有るな」
「知っているんですか?」
「あぁ、何だか『ヤバい組織から逃げ出して来た』とか
『裏ギルドから金を持ち逃げして来た』とか色んな噂が有る博士だ」
「そんな人には見えなかったですけどね・・・」
「何処に住んでいるか知らないが他のギルドメンバーは見た事有る奴居るらしいぞ?
ドンとか魚の鱗を簡単に落とせる奴とか買ったらしい」
「へぇ・・・」
「悪い奴じゃなさそうだし、俺も出くわしたら話して見るかな」
TIPS【ワケワカメは魔法にも造詣が深い】




