人の死後についての経過報告
一つ、人の死後人の精神がどうなるかに由り、考察は変化する
一つ、死者が死ぬ前幸せであれば私はそれを是とする
一つ、死者が死ぬ前幸せであっても、残されたものが死者の死に納得するとは限らない
一つ、死者が死ぬ前如何なる考えを持っていたとしても、死後、幽霊などの精神体として残らなければ、それは死後関係がなくなる
一つ、上記由り、死者の死後残されたもの者が死者のために行動をとることは無為である
一つ、死者のためと思っている復讐は、自らのためである
一つ、私は、状況によって、死者が死ぬ前幸せでなくとも、それを是とする
一つ、上記の状況とは、例えば軍人、少年兵、死刑囚、迂闊だった者、攻撃した者、防御し損ねた者、武器を持った者、つまりは何らかに由り戦う意志を示した者が死ぬ状況である
一つ、戦場に出て死んだ者を悲しむのはおかど違いである
一つ、如何なる理由があろうと、した行為は変わらず、消えぬということを、忘れてはならぬし、勘違いしてもいけない
一つ、残された者が未練がましい場合、死者に対し祈りなりなんなりをすることをお勧めする
一つ、上記とは、死者を忘れず、せめてもの幸せを願う、我等弱者にできる事の一つであり、未練を忘れずに解消する方法である
一つ、死者は、死ぬ前幸せであったが、残された者から見れば、何故その上を、更なる幸せを願わぬか、よく、思考に耽る
その貴重な精神性に幸あらんことを