進化
チルノちゃんに、全てを話そう
私は、慧音先生から聞いたことをチルノちゃんに話しました
大妖精「チルノちゃん、私の為に頑張ってくれるのはとても嬉しい、けど、そのために自分を犠牲になんてしないで.....」
チルノ「.....でも、次に大ちゃんが襲われた時、アタイが強くないと、またすっごく痛い思いをするのは大ちゃんなんだよ?」
大妖精「けど、もしチルノちゃんが妖怪になって、もしも私を守るために怪我をしちゃったら、治らないかもしれないんだよ?最悪の場合、死んじゃうかもしれないんだよ..................」
そう、妖怪は蘇らない、自然治癒もしない
だからこそ、命の大切さがわかる
私達妖精は、その自覚が弱い、だって、何回でも蘇るのだから
チルノ「アタイに任せて、頼ってよ」
大妖精「無理.....しないでね..................」
どうやら、チルノちゃんの努力は伊達ではなく、本気そのもの、本気で私を襲ったモンスターを倒そうとしている
そして、次の日も、また次の日も、毎日毎日傷だらけでチルノちゃんは帰ってくる、心配だけど、もう私に何かいう資格なんてない
それからしばらくしたある日、チルノちゃんの怪我の手当をしてる時だった
チルノ「うー、しみるーー」
大妖精「ちょっと我慢してね、チルノちゃん」
チルノ「うん....あ、そうそう、一昨日の傷、まだ治ってないから、大ちゃん、そこもお願い!」
大妖精「..................え?」
治って...........ない..................?
ありえない、普通、半日~1日で必ず治すはず、それなのに、治って.....ない?
大妖精「.....まさか..................ね.....」
チルノ「?大ちゃん、どうしたのー?」
大妖精「あ、ううん!何でもないよ!それよりも、包帯取ってくるね!」
.....信じたくない、そんな事
慧音先生が言ってた.....厄介なこと..................
チルノちゃんが「妖精」から「妖怪」になってしまったなんて
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