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憧れの天才科学少女は色々やる!

憧れの天才科学少女にも言えない内緒の話

作者: ゆいらしい

微妙に前回の話の続きというか裏側


ヤンデレ小説の大体が

ハイスペックヤンデレだからたまには好きな女の子を追いかける健気なヤンデレも良いよね、という作品です。

俺は先輩に憧れてる。

だから、先輩についていく。


どこまでも。


部活が終わった後

何か用事があったらしい先輩が帰って乙女ゲームの主人公・佐伯春さえきはると2人きりになる


正直先輩と2人で一緒にいれる部活を邪魔されて、彼女に良い感情は無い


「ふぅ。……貴方、異常よ?

ゲームの設定とは少し違うわね。


一部のファンにはヤンデレ扱いされてたからその影響が出ちゃったのかしら。」



その上、彼女はあのことを知っていた。



「さっき、先輩の前で俺にだけ聞こえるように話たのは俺への牽制?」


まぁ、そうね

私はこの世界の謎を解きたいの。

彼女が殺されたら、おおきな損害になる。彼女の知識は素晴らしいわ。


と、彼女は先輩を知ったように語る。でも言っていることは正しい。


「うん。そうだね、先輩は凄いよ。先輩の研究を理解出来るのは殆どいない。だから、先輩はいつも孤独。でも、それでいいんだ。


他の人に先輩が理解されるのは腹が立つ。だから、先輩は常に上へと進まなきゃいけない。


進化していかないと他人に追い付かれる。彼女の考えが理解されてしまう。」


なーんて言ってみても

俺も彼女の研究を理解するのが大変なんだけどね。

でも、全然苦痛じゃない。


俺は元々勉強は苦手だった。

俺の親父は

「高橋財閥である息子が勉強出来ないというのはいけない」

と主張した。


俺と同じ年代の子供が凄い研究をして活躍していると聞き付けた親父は

、俺を触発させようと科学の研究発表会に連れて行った。


そこで、先輩に…天才科学少女の峰川皐月みねかわさつきに会った。


彼女はドキドキとしているようだった。

「この研究発表会に参加してる人達なら私の研究を理解してくれる!」

と思ったのだろう。


でも、結局大人達は

「素晴らしい」と褒め称えてる割にきちんと理解していなかった。


だから、彼女は絶望した。

そして表舞台から姿を消してしまった。


俺は彼女を理解したいと思った。


だけど、今のままでは彼女に近づいても拒否されるだけだ。


俺は勉強した。

少しでも彼女に近づきたかった。


彼女に俺を見せたい。

彼女を追い越せば必ず俺を見てくれる。


そして、

誰にも彼女は越せないように俺は内緒で実験室の寄付をした。


彼女は一般家庭だ。

あの研究は

実験室を持つこと無く、

本を読んだり、理科室を借りたりして自らの力でやったものと聞いた。


親父には

「頑張ってる彼女を応援したいから」と言ったらすぐにOKしてくれた。なにより、俺が勉強をするようになったからだろう。



「そこはゲーム通りね。

ゲームでも貴方はお金を使いまくってたわ。ヘタレのくせに。」



「…俺、ゲームではどんなことしてたんだ?」



「そうねー

彼女のことはなんでも知ろうとしてたわね。彼女が、好きなものは全て研究して、彼女の好きそうなものは家の権力とか使ってなんでも買って………


あら、まんま。」


イベントが短かったからあんまり気にしなかったけど

言葉にするとなかなかヤバいわね


(なるほど、ヤンデレ扱いしてた子の気持ちが今なら理解出来るわ)


「で、貴方はどうする気なの?」


「いや、なんにも?

この調子なら誰も先輩には追いつけないし……


なにより俺も今相当必死だから。」


研究が理解出来ないことには話にならない。


前から言ってるだろ?

俺の目標は先輩を超えること。


さぁ、帰ったら研究の続きをしなきゃだな!


(……研究に目覚めてるわね……)











結局研究w


研究バカの集まりです

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