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蘇る剣闘士

青い空、白い雲、照りつく太陽に心地よい風が吹く。


周りを見渡してみればどこかで見たことがあるような無い様な草原が広がる


確か俺は魔王と相打ちで死んだんだよな?


とすると、ここが天国?


男は一人首を傾げながら考えるがそんなはずはないと改めなおす


俺みたいな自己中が天国に行けるはずが無い


自分が強くなるためだけに人も魔物も問わずに殺し続けたんだし、その生き方を後悔したことはただの一度も無い


となると思い当たるのは魔王の死に際の戯言ぐらいか・・・ならばこうしちゃ居られねーな。俺が生き返れたのが魔王の所為なら野郎も俺を殺すために生き返るだろう。


男はそれだけ考えると嬉しそうに笑いながら歩き出す。



当ても無く草原を歩いていると一体のオークと呼ばれるブタの魔物がこちらに向かって来ていた。


「刀持ちか・・・良し奪おう」


男が言うようにオークは刀を持っていた。


しかし、その刀は素人目でも質はあまり良くは無くおまけにところどころ錆びていた。だが、それでも魔物であるオークが持てばそれは人にとって脅威に変わりは無い。


なぜなら、人とオークでは体格差もそうだが何よりもそのバカげた筋力が問題なのである。


オークが本気で殴れば大木など一発でへし折れるほどの物である。そんなものが人に振り下ろされれば一瞬で肉塊になれる。


オークの視界に男が入ると醜い声を上げながら男に向かってオークは走り出す。


その様を男はただ見ている。そして、オークは手に持つ刀を大上段から振り落とす。


数秒後には男が真っ二つになっていることを想像したオークだった。


しかし、相手が悪かった。


いや悪すぎた。


男は振り落とされる凶刃をサイドステップで躱し、前につんのめりかけたオークの膝関節部分を後ろから蹴った。


その蹴りによるダメージはオークには無いが、蹴られた事によりオークは地面に座ってしまった。


刀を地面に着き立ち上がろうとしたときには廻し蹴りがオークの顎を揺らすように入った。


これによりオークは刀を離してしまった。


オークは困惑していた。


今の二回の攻撃はオークにダメージは与えていない


しかし、結果はどうだ


最初の蹴りで地面に座らされ、顎を蹴られ思わず刀を離してしまった。


そして今視界はぐらぐらと揺れていてとても立つことは出来ずにいる。


だが、反対に男は刀を持ちニヤリと笑って入た。


オークは喚き散らすもそんなことで男が止まるはずもなく


最後にオークが見た光景は自分の背中を地面から見ているものだった。


これが最凶の剣闘士”首狩り一文字”の転生後の一戦であった。

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